二度と聞き返されないために実践すべき滑舌トレーニング7選

tongue training

あなたは歌詞をはっきりと発音しながら歌えてますか?

歌唱力を上げるためには、音程やリズムはもちろんのこと滑舌もまた重要です。せっかく美しい歌声を持っていても、何を言ってるかわからなければ台無しです。

ここでは、滑舌を鍛える7つのトレーニングを紹介します。ぜひ参考にしてください。

腹式呼吸を身につける

人は息を声に変えています。声に変わるべき息が、きちんと供給されなければ滑舌にも悪影響を与えるのです。腹式呼吸は効率よく空気を供給する呼吸法です。ボイストレーニングでも定番の呼吸法なので、耳にした人が多いはず。

腹式呼吸を身につけるためには、次の練習をおすすめします。

Point

  1. 肺の中が空になるよう思いっきり息を吐き切る
  2. 5秒間息を止める
  3. 力を抜いて肺に空気を供給する
  4. 1~3を繰り返す

はじめに、肺が空になる勢いで息を吐き切ります。「しーっ」と鋭く発音すると吐きやすいです。息を止めた後は、自然と空気が肺に供給されるようにしてください。自ら息を吸うのではなく、勝手に入ってくる感覚です。

息を吐き切った状態であれば、勝手に空気を取り込みます。力を抜いても空気が入ってこないようであれば、息を吐き切れていない証拠です。おなかを押したりして、息を吐き切る手伝いをしましょう。

Tips

腹式呼吸の感覚がわからない人は、仰向けに寝ながら呼吸をしてください。おなかの上に手をのせると、呼吸に合わせて膨らんだり縮んだりすることが確認できますね。これが腹式呼吸です。練習中はおなかに手を当てながらすると、腹式呼吸ができているか判断できます。

表情筋を鍛える

あなたは緊張して舌がまわらなかった経験がありませんか?

緊張すると表情がこわばります。表情筋が硬くなることは、舌の力みにつながるため滑舌が悪くなるのです。日頃から表情筋を鍛えることで、柔軟な筋肉を養います。

ここでは、割り箸を使った表情筋トレーニングを紹介します。

Point

  1. 割り箸の太い部分を奥歯で軽くかむ
  2. 「あかさたなはまやらわ」と発音する

割り箸は割っていないものを2本用意してください。奥歯でかむのは太い部分です。このまま舌を使って発音します。舌を奥歯の裏側に添えてから発音すると効果的です。

舌筋を鍛える

滑舌に直接影響のある舌筋を鍛えることは、小顔効果も期待できる一石二鳥のトレーニングです。どこでも簡単にできるので、ぜひ実践してください。

Point

  1. 口を閉じる
  2. 舌を唇と歯茎の間に入れる
  3. 時計回りに10回まわす
  4. 反時計回りに10回まわす

舌をまわすときは、常に唇と歯茎の間に入れましょう。時計回りと反時計回りを合わせて1セットとします。一日3セットもすれば十分です。場所を選ばずにできるので、隙間時間を有効に使ってください。

子音を発音する

子音は息だけでも発音できるため、歌うと音がつぶれがちです。特に、歯擦音であるサ行は意識して歌わないと、すぐ埋もれてしまいます。歌詞を一言一言歌いきるためにも子音を大切に歌います。

子音の発音は、次の練習で鍛えることができます。

Point

  1. 「かっ・かっ・かっ・かっ・かー」とリズムよく発音する
  2. 1をカ行の音すべてで練習する
  3. 1~2をサ行・タ行・ハ行で練習する

カ行の音(かきくけこ)で終わったらサ行の音(さしすせそ)へ。ハ行まで練習することで、つぶれやすい子音を網羅することができます。子音は息だけで発音するように心がけましょう。最後の音は一拍分伸ばすとテンポよく歌えます。

Tips

慣れてきたら音に合わせて発音しましょう。音はなんでも構いません。あなたが歌いやすい音をピアノやキーボードで弾きながら歌います。ボイストレーニングでも取り入れられる練習方法ですので、ぜひ実践してください。

母音を発音する

子音の次は母音を鍛えます。こもった音になるのは、母音をしっかりと発音できないことが原因です。母音はすべての音に影響を与えます。母音を鍛えるだけでも、かなりの改善が見込めるのです。

母音の練習は次の通りです。

Point

  1. 「おはようございます」を母音だけで発音する(おあおうおあいあう)
  2. 元に戻して発音する
  3. 1~2を繰り返す

発音する言葉はなんでも構いません。重要なことは、母音をしっかりと発音することです。はじめのうちは、一音一音区切って発音するとよいでしょう。歌に応用する場合は、歌詞を使って練習します。一通り発音し終えたら、段違いに聴きやすくなってますよ。

ゆっくり言葉(外郎売)

外郎売(ういろううり)は、アナウンサーや声優など声を使う職業の人には定番の滑舌トレーニングです。以下に、外郎売の一部を抜粋します。ゆっくり音読して、滑舌を鍛えましょう。

拙者(せっしゃ)親方と申すは、お立ち会いの中に、

御存知(ごぞんじ)のお方も御座(ござ)りましょうが、

御江戸を発って二十里上方(にじゅうりかみがた)、

相州小田原一色町(そうしゅうおだわらいっしきまち)をお過ぎなされて、

青物町(あおものちょう)を登りへおいでなさるれば、

欄干橋虎屋藤衛門(らんかんばしとらやとうえもん)、

只今(ただいま)は剃髪(ていはつ)致して、円斎(えんさい)となのりまする。

早口言葉

ゆっくり言葉の次は早口言葉です。誰でも一度は挑戦したであろうお馴染みの練習ですね。口を早く動かしながらも、一音一音はっきり発音することで滑舌を鍛えます。アップテンポな曲を歌うときは、早口言葉の要領で練習しましょう。ここでは、難易度の異なる4つの早口言葉を紹介します。

Point

  1. やさしい
    • 青巻紙 赤巻紙 黄巻紙(あおまきがみ あかまきがみ きまきがみ)
    • 隣の客は よく柿食う客だ(となりのきゃくは よくかきくうきゃくだ)
  2. むずかしい
    • 農商務省特許局 日本銀行国庫局(のうしょうむしょうとっきょきょく にほんぎんこうこっこきょく)
    • 専売特許許可局 東京特許許可局(せんばいとっきょきょかきょく とうきょうとっきょきょかきょく)

まとめ

ここでは、滑舌を鍛えるトレーニングを紹介しました。

Point

  1. 腹式呼吸を身につける
  2. 表情筋を鍛える
  3. 舌筋を鍛える
  4. 子音を発声する
  5. 母音を発音する
  6. ゆっくり言葉(外郎売)
  7. 早口言葉

自分ではきちんと歌っているつもりでも、後で聴き直してみると歌詞がつぶれてわからないことがあります。僕も録音した音源を聴くと、歌えてない歌詞があることに気がつきます。お客さんに歌詞を伝えるためにも、滑舌を見直すことは必須です。ここで紹介した練習は、ボイストレーニングでも採用されているものばかりです。滑舌と一緒に歌唱力も鍛えることができるので、ぜひ実践してください。

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