アカペラライブで観客を圧倒させるセットリストをつくる7つの鉄則

アカペラのセットリスト

あなたは、ライブのセットリストをどのようにして考えてますか?

たいていのアカペラライブは、バンドごとに持ち時間が決まってます。各バンドは決められた時間の中で、最高のパフォーマンスを届けるのです。

お客さんが楽しめるライブにするためには、セットリストが重要になります。数ある持ち曲の中で、客層やライブの雰囲気に合わせてセットリストを練らなければなりません。

ここでは、ライブを成功に導くセットリストの考え方を紹介します。

起承転結を意識する

アカペラライブは発表会ではありません。あなたたちの個性を表現する場です。あなたやバンドのことを知らないお客さんに知ってもらう絶好の機会なのに、何も考えず歌いたい曲を持ってきました、ではもったいないです。

ライブのセットリストを考えるには、起承転結を意識します。お客さんがあなたの演奏を聴くことで、ひとつのストーリーを感じさせるような選曲が必要です。物語の起承転結は、次のように用いられます。

Point

  • 起:物語の前提を説明する
  • 承:事件が起こる
  • 転:事件が解決する
  • 結:結果・まとめ

しかし、アカペラで起承転結を表現するには、上記の内容は難しいですね。アカペラライブの場合は、次のように考えます。

Point

  • 起:お客さんの心をつかむ曲
  • 承:場を盛り上げる曲
  • 転:場をクールダウンさせる曲
  • 結:一番聴かせたい曲

一曲目はお客さんの心をつかみに行きましょう。たくさんのライブに出演してれば、それだけファンを獲得できます。しかし、すべてのバンドにファンがいるわけではありません。結成して間もないバンドは、誰にも知られてないのです。あなたを知らないお客さんの興味がわくよう、一曲目から攻めていきましょう。

二曲目はライブ会場を盛り上げる曲を用意します。一曲目で捕まえたお客さんを、曲のノリで一気に懐まで持ってくるのです。盛り上がる曲は、アップテンポに限りません。話題の曲や懐かしの名曲など、流行や客層に合わせて柔軟に選曲しましょう。去年は、RADWIMPSの前前前世やなんでもないや、星野源の恋などが流行りましたね。

三曲目では、盛り上がった会場をいったんクールダウンさせます。一・二曲目でお客さんを味方につけられたら、こちらのものです。10分前まではあなたを知らなかったお客さんが、今では耳を傾けて演奏を聴いてくれます。ここで用意すべき曲は、しっとりと聴かせる曲がオススメ。はじめの2曲と比べて、テンポの遅い曲がよいでしょう。

最後の曲は、あなたがお客さんに一番聴いてほしい曲を歌います。どのアカペラバンドも勝負曲があるはずです。結成当初から歌ってきた、まわりの評判がよい、など思い入れの強いとっておきの一曲を披露しましょう。

アカペラでの起承転結を考えましたが、すべてのバンドに当てはまるわけではありません。例えばバラードしか歌わないバンドだと会場を盛り上げる曲を用意することが難しいでしょう。

ここで紹介した考え方は、あくまでひとつの例として参考にしてください。音楽に正解はないので、型にはまる必要はありません。

Tips

バンド結成当初からセットリストを意識した選曲を心がけましょう。いずれのバンドもライブをひとつの目標にしているはず。ライブでのパフォーマンスを前提にして選曲すると、バンドの軸もぶれません。これからバンドを組む人は、ぜひ実践してください。

曲を詰め込みすぎない

しげ

出演枠が15分だと単純計算で3分の曲が5曲歌えるぞ

中には時間枠いっぱいに曲を詰め込むバンドがいます。限られた時間の中で、あなたたちのアカペラを存分に披露したい気持ちはわかりますがオススメできません。余裕のないセットリストはMCをないがしろにする可能性があります。

MCはライブの完成度を左右させる重要な役割を果たします。曲とMCのバランスがとれるように、余裕のあるセットリストを考えましょう。

例えば15分の枠であれば、12分を曲、3分をMCに振り分けます。MCに力を入れてるバンドであれば、曲を10分、MCを5分に割ってもよいでしょう。バンドの個性や方向性に沿って、上手な時間配分を考えてください。

Tips

たいていのライブはスケジュールが押します。最悪の場合、出演時間を削られるかもしれません。余裕のあるセットリストを考えとくと、出演時間の削減を余儀なくされても対応できます。まさかの事態に備えておくことも、焦らずパフォーマンスできる秘訣です。

一曲目は最も自信のある曲にする

起承転結でも説明したように、一曲目ではお客さんの心をつかむ必要があります。しかし、選曲は申し分ないのに、下手な演奏ではお客さんが興味を示しません。一曲目はお客さんの心をつかむ、かつ最も自信のある曲を歌わなければならないのです。

音程とリズムがばっちり合っていることが、ひとつの基準です。ほかの表現は、音程とリズムの後に付け足します。録音・録画して客観的に演奏を聴く、自信がなければ友達や先輩に聴いてもらうなどして曲を磨き上げましょう。

テンポの異なる曲を用意する

ライブでのパフォーマンスに緩急をつけるためにテンポの異なる曲を用意します。起承転結で言うと、三曲目のクールダウンさせる曲にあたりますね。

終始アップテンポの曲でガンガン攻めるものアリですが、お客さんからすると疲れてしまいます。テンポの異なる曲は、最後まで耳を傾けてもらえるようお客さんを休ませるためにも重宝しますよ。

はじめの曲とテンポが打って変われば、曲が映える効果もあります。バンドの新曲を持ってくれば、お客さんの関心も集めやすいです。テンポの変化を上手に活用してください。

バラードは一曲だけにする

聴いてるお客さんの涙を誘うバラード。セットリストの中に一曲だけバラードを入れることは効果的ですが、二曲以上入れることはオススメできません。何曲も立て続けにゆったりした曲調のバラードを聴かされては飽きます、眠くなります。

誰もまねできないようなアレンジができたり、けた違いな実力を持っているのであれば問題ありませんが、現実的ではないですね。

セットリストを考えるときは、全体のバランスが大事です。バラードが二曲以上あると、雰囲気が重たくなります。ライブに来るお客さんを意識して選曲してください。

自己紹介できる曲があると便利

お客さんに覚えてもらうためには、あなたたちのことを知ってもらわなければなりません。そこで重宝するのが、自己紹介ができる曲です。

王道だとゴスペラーズの「侍ゴスペラーズ」ですね。曲に合わせてメンバーを紹介できる優れもの。ライブの一曲目に持ってきて、お客さんのつかみとしてもよいでしょう。

洋楽だとBoyz Nite Outの「Sound Check」あたりが有名です。尺も1:30程度なのでスマートに自己紹介できますね。洋楽をカバーするバンドにオススメです。

これら以外でも、アレンジを工夫すればたいていの曲が自己紹介に使えます。例えば、曲のイントロをループカバーのようにひとりずつ重ねるアレンジにします。パートが加わる前に、各メンバーの紹介をしてあげれば完成です。

最後は盛り上がる曲または壮大な曲にする

ライブの締めである最後の曲は、勝負曲を持ってきます。「終わり良ければ総て良し」ということわざがあるように、最後の曲は最重要項目です。理想は、盛り上がる曲または壮大な曲。あなたのライブが尻切れトンボにならないよう慎重に選曲してください。

盛り上がる曲は、会場を巻き込むようなアレンジにするとおもしろいです。コール&レスポンスを取り入れたり、お客さんにワンフレーズを歌ってもらったり、アイデアはいくらでもあります。

お客さんが参加できるパフォーマンスができれば、他のバンドとも差別化を図れます。アップテンポで攻めたアレンジを得意とするバンドと相性がよいですね。

壮大な曲は、選曲とアレンジが重要です。平原綾香さんの「Jupiter」や鬼束ちひろさんの「月光」あたりは壮大な印象を受けますね。

一方、つまらないアレンジをしてはせっかくの雰囲気も台無しです。全音符や二分音符しかない真っ白な楽譜では、曲のよさを生かしきれません。壮大な曲に仕上げるには、アレンジをかなり練る必要があります。

一曲あればどんなライブでも圧巻のパフォーマンスをできますが、アレンジが苦手な人には難易度が高いでしょう。

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まとめ

ここでは、セットリストの考え方を紹介しました。

Point

  1. 起承転結を意識する
  2. 曲を詰め込みすぎない
  3. 1曲目は最も自信のある曲にする
  4. テンポの異なる曲を用意する
  5. バラードは1曲だけにする
  6. 自己紹介できる曲があると便利
  7. 最後は盛り上がる曲または壮大な曲にする

バンドを結成したばかりであれば、ライブでの演奏を想定しながら、これから歌う曲を選んでください。曲が増えるにつれてバンドの個性が明確になります。

ここで紹介した考え方は、たいていのアカペラバンドに使えるはずです。一方、バラードしかカバーしないような一点集中型のバンドには使えません。バラードで会場を盛り上げるのは難しいですよね。

あくまでひとつの例ですので、すべてを鵜吞みにしないよう気を付けてください。経験を積めば、どのようなセットリストがウケるか見えてきます。ひとつの型にとらわれず、あなただけのセットリストをつくりましょう。

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