ひとりアカペラ・多重録音にオススメなオーディオインターフェース3選

recommend audio interface

近年、アマチュアでも自宅で音楽制作できる時代になりました。一般的にDTM(Desktop Music)と呼ばれる音楽制作は、アカペラ界隈だとひとりアカペラや多重録音という呼び名で親しまれてます。

ひとりアカペラに必要な機材のひとつに、オーディオI/F(インタフェース)があります。オーディオI/Fの価格や性能は実に様々。初心者にとっては、何を買えばよいかわかりませんよね。

ここでは、そんなお悩みにお応えして本当にオススメできるオーディオI/Fを厳選しました。ぜひ参考にしてください。

オーディオI/Fとは?

はじめに、オーディオI/F(インタフェース)について説明します。すでに知ってるという人はスキップしてください。

audio interface

PCとマイクやスピーカーなどのオーディオ機器との間で信号をやり取りする機材をオーディオI/Fと呼びます。たいていのPCには入出力端子があるので必要ないように思えますよね。PCに搭載される端子は、音楽制作のために設計されていないため、ノイズや遅延の原因になります。オーディオI/Fは、音楽制作の環境をつくるために必要不可欠な機材なのです。

Point

  • ノイズを低減させる
  • 信号の遅延を防止する

一般的なオーディオI/Fは、下のような設計になってます。

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DUO-CAPTURE(Roland)

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DUO-CAPTURE(Roland)

オーディオI/F購入時の確認項目

オーディオI/Fを買うときは、次の6つを確認してください。

Point

  • サンプリング周波数・bit深度
  • 接続方式
  • 入力端子
  • 入出力数
  • ファンタム電源
  • 付属バンドル

サンプリング周波数・bit深度

サンプリング周波数とbit深度は、ざっくり言うとどれくらい細かく分割して音を記録するかを示す値です。CDの音質は16bit/48kHzです。16bitがbit深度、48kHzがサンプリング周波数です。これらの値が大きければ、音質もよくなります。高音質で話題のハイレゾは24bit/96kHzです。個人のDTMであれば16bit/48kHzで問題ありません。

接続方式

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USB接続

PCとオーディオI/Fを接続する方式は、USB、FireWire、Thunderboltの3つがあります。お手持ちのPCに接続できるよう、間違えないようにしましょう。

入力端子

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XLR端子対応

入力端子は、マイクケーブルを差す入り口です。ひとりアカペラをつくるにはボーカル用のマイクを使います。ボーカル用のマイクは、XLR端子が必要です。オーディオI/FにもXLR端子があるか確認しましょう。ここでは、ひとりアカペラのためのオーディオI/Fについて考えるので、ほかの端子については割愛します。

入出力数

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2IN/2OUT

入出力数は、マイクやスピーカーなどを接続できる数です。入力数が2であればマイクを2本、出力数が2であればスピーカーを一対接続できる、ということになります。この場合、オーディオI/Fの仕様には、2IN/2OUTと表記されます。ひとりアカペラをつくるには、入力数が1でも事足りますね。

一方、バンドメンバー全員でライブ録音したいとなると、使用するマイクの数だけ入力端子が必要になります。メンバーが6人であれば、入力数が6つ必要というわけです。

ファンタム電源

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ファンタム電源

ファンタム電源とは、コンデンサーマイクに必要な+48Vの電源です。マイクは大きく分けて、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクのふたつがあります。コンデンサーマイクは、ダイナミックマイクより高音質ですが、ファンタム電源を必要とします。もしコンデンサーマイクで録音を考えているのであれば、ファンタム電源付きのオーディオI/Fを買いましょう。

付属バンドル

ableton live 9

Ableton Live 9

オーディオI/Fには、ソフトウェアがついてくるものもあります。付属バンドルはDAWやエフェクトなど種類は様々。DAWが付属するオーディオI/Fを買えば、すぐに音楽をつくれるというわけですね。

おすすめオーディオI/F

オーディオI/Fについて、ざっくりと理解したところで本題に入りましょう。ひとりアカペラ・多重録音初心者にとって、最初の難関はオーディオI/F選びです。「オーディオI/F おすすめ」で検索してヒットする記事は、何個も紹介しているため余計に混乱します。

ここでは、ひとりアカペラ・多重録音という観点から見て本当にオススメなオーディオI/Fを3つ厳選しました。オーディオI/F選びに悩んでるあなたも、これから紹介するモノのいずれかを購入すれば問題ありません。

QUAD-CAPTURE

QUAD-CAPTURE

画像出典:Amazon

  備考
サンプリング周波数・bit深度 24bit/192kHz
接続方式 USB2.0
入力端子 XLR対応
入出力数 4IN/4OUT
ファンタム電源 あり
付属バンドル Ableton Live Lite
参考価格 39,800円

はじめに紹介するオーディオI/Fは、Roland社が開発するQUAD-CAPTUREです。QUAD-CAPTUREには、上位版のOCTA-CAPTUREにある高音質設計のプリアンプ”VS PREAMP”が搭載されてます。VS PREAMPにより、透明感のあるサウンドで録音が可能です。低レイテンシーと安定動作を実現する”VS-STREAMING”が採用されているため、ストレスなく音楽制作できます。

QUAD-CAPTUREのアナログ入力端子には、入力レベルを自動調整するAUTO SENS機能が搭載されてます。AUTO SENS機能をオンにして一定時間歌うと、音量を解析して最適な入力レベルに調整してくれるという優れものです。これにより、録音した音源が小さすぎたり、音源が割れてしまったりを未然に防ぐことができます。

ここで紹介するオーディオI/Fで悩んでいるのであれば、QUAD-CAPTUREを買うことをオススメします。

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しげ

買いたいけどお金がない
DUO-CAPTURE

画像出典:Amazon

QUAD-CAPTUREには廉価版のDUO-CAPTUREがあります。僕たちもDUO-CAPTUREを愛用してます。やはりプリアンプが高水準であるため、クリアな音質を実感できる代物です。QUAD-CAPTUREとほぼ同性能なのに、価格は18,000円程度なのでお財布にも優しいです。QUAD-CAPTUREが欲しいけど高すぎて手が出ないという人は、DUO-CAPTUREがオススメです。

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UR22mkII

UR22mkII

画像出典:Amazon

  備考 
サンプリング周波数・bit深度 24bit/192kHz
接続方式 USB2.0
入力端子 XLR対応
入出力数 2IN/2OUT
ファンタム電源 あり
付属バンドル Cubase AI, Cubasis LE
参考価格 16,000円

次に紹介するオーディオI/Fは、Steinberg社が開発するUR22mkIIです。UR22mkIIは、同社のベストセラーUR22の改良型としてリリースされました。最大の特徴は、YAMAHAが開発したプリアンプ”D-PRE”を搭載していることです。技術力のあるYAMAHAのエンジニアが手掛けたD-PREにより、原音はありのままの音質で録音されます。変に色付けがされないのは、ありがたいですよね。

UR22mkIIには、インターネット配信に対応できるループバック機能も備わってます。YouTubeやSNSなどで配信したい人にとっては重宝する機能ではないでしょうか。PC以外にもiPadやiPhoneでの録音に対応している点も魅力のひとつです。

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Scarlett 2i2

Scarlett 2i2

画像出典:Amazon

  備考 
サンプリング周波数・bit深度 24bit/96kHz
接続方式 USB2.0
入力端子 XLR対応
入出力数 2IN/2OUT
ファンタム電源 あり
付属バンドル Ableton Live Lite, Focusrite Scarlett plug-in
参考価格 15,500円

最後に紹介するオーディオI/Fは、Focusriteが開発するScarlett 2i2。真っ赤なメタルボディが印象的ですね。Scarlett 2i2には、数々の賞を受賞したFocusrite社特製のプリアンプが搭載されてます。25年以上の経験と技術により生まれたプリアンプは、業界最高峰の音質を実現しているのです。

Scarlett 2i2がこれまで紹介したQUAD-CAPTUREやUR22mkIIと異なる点は、ファンタム電源を2基搭載していることです。たいていのオーディオI/Fは、ひとつの端子しかファンタム電源が備わってません。Scarlett 2i2であれば、コンデンサーマイクを2本使って録音可能というわけです。

また、付属バンドルも見逃せません。内容を見るとAbleton Live LiteというDAWとFocusrite社のプラグインがあります。プラグインとは、DAWで使用するエフェクトなどの拡張機能です。付属するプラグインには、音楽制作に欠かせないEQ(イコライザー)やコンプレッサーなどがあります。買った直後から、高水準な環境が整ってしまいますね。

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まとめ

ここでは、ひとりアカペラ・多重録音に最適なオーディオI/Fを3つ紹介しました。

  QUAD-CAPTURE  UR22mkII  Scarlett 2i2 
サンプリング周波数・bit深度  24bit/192kHz 24bit/192kHz  24bit/96kHz 
接続方式 USB2.0 USB2.0 USB2.0
入力端子 XLR対応  XLR対応  XLR対応 
入出力数  4IN/4OUT  2IN/2OUT  2IN/2OUT 
ファンタム電源  あり  あり  あり 
付属バンドル  Ableton Live Lite  Cubase AI, Cubasis LE  Ableton Live Lite, Focusrite Scarlett plug-in 
参考価格  39,800円  16,000円  15,500円 

紹介したオーディオI/Fのうち、QUAD-CAPTUREだけ価格が頭ひとつ出てますね。しかし、その性能は折り紙付き。上記のいずれかで悩んでいるのであれば、QUAD-CAPTUREを買うべきです。お金がないという人には、廉価版のDUO-CAPTUREがオススメ。価格がQUAD-CAPTUREの半額以下なので良心的ですね。

あなたもお気に入りのオーディオI/Fを見つけて、ひとりアカペラ・多重録音を始めましょう。

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