今さら聞けないPentatonixのメンバーと経歴を徹底解説

pentatonix

アメリカのアカペラ番組The Sing Off Season 3に優勝してから、瞬く間に世界一のアカペラグループとなったPentatonix。その知名度はアカペラファンでなくとも一度は耳にしたことあるほどです。

結成からわずか6年でグラミー賞を3回受賞。YouTubeのチャンネル登録者は1300万人以上、総再生回数は25億回以上にのぼります(2017年5月現在)。

彼らの快進撃はとどまることを知らない…と思いきや、2017年5月13日、ベースを担当するAvi Kaplanが脱退を発表しました。ここでは今一度彼らの活躍を振り返るべく、これまでの活動やメンバーの詳細をまとめます。

Pentatonix

Pentatonixはアメリカ出身のアカペラグループです。メンバーとパートは表のとおり。写真右奥からScott, Mitch, Kirstin、手前右からAvi, Kevinと並んでいます。

名前 パート
Scott Hoying バリトン
Mitch Grassi テナー
Kirstin Maldonado ソプラノ
Avi Kaplan ベース
Kevin “KO” Olusola ビートボックス

Pentatonixのグループ名は、”pentatonic scale”から由来します。日本語で表すと五音音階です。五音音階とは1オクターブに5つの音が含まれる音階のことです。

Pentatonixの曲と言えば、Daft PunkとCan’t Sleep Loveを真っ先に思い浮かべるのではないでしょうか。特に、Daft Punkは彼らの名が世界中に知れ渡るきっかけとなった曲です。YouTubeにアップされている動画は2億回以上の再生回数です(2017年5月現在)。Scott曰く、Paft Punkはクローゼットで録音してキッチンで撮影したとのこと。

Scott Hoying

8歳から音楽を始めたScottは、シンガーソングライターでもありピアニストでもあります。地元の高校を卒業した後、大学に進学。学生時代には大学のアカペラグループSoCal VoCalsに所属します。SoCal VoCalsは、ICCA(the International Championship of Collegiate A Cappella)で四冠を達成した名門アカペラグループです。過去には、ScottのほかにもThe Sing Offに出演したメンバーもいます。Pentatonixとして活躍する前は、アメリカCBS系列の”Star Search”という番組でファイナリストとしてパフォーマンスした経験があります。

Mitch Grassi

Mitchは、Pentatonixの中で最年少のメンバーです。The Sing Offに出場していた当時は高校生でした。彼の歌声は音楽劇場で鍛えてきたほか、クラブミュージックやEDMにも影響を受けています。Pentatonixとして活動する前は、”Teen Talent Follies”というコンペティションで一位を獲得しています。そのとき披露した曲は、Scott AlanのKiss the Air。現在は、Pentatonixの活動の傍らプロダクションとDJの技術を磨いています。現在は、Pentatonixの活動の傍らプロダクションとDJの技術を磨いています。

Kirstin Maldonado

Pentatonixの紅一点であるKirstinは、音楽劇団のツアーメンバーとして8年間技術を磨いてきました。劇団以外にもテキサス州合唱団などに所属。ダンスのキャプテンでもあった彼女は、地元の舞台芸術で数々の公演を成し遂げます。大学に進学してからは音楽劇場を専攻していたとのこと。2016年5月に恋人のJeremy Michael Lewisと結婚しました。

Avi Kaplan

Aviは幼いころからクラシック音楽に精通していました。ギターを演奏するほか、合唱曲やアカペラのアレンジを提供した経験もあります。2007年、彼は合唱とアカペラで有名なMt. San Antonio College(マウントサック・アントニオ・カレッジ)に進学。翌年に大学のアカペラグループFermata Nowhereに所属します。

Fermata Nowhereは、ICCAで数々の賞を受賞する名門グループです。彼はICCAで“Best Rhythm Section”を受賞。Best Rhythm Sectionという賞は、もともとBest Vocal Percussionistと呼ばれていました。実はAviの受賞に合わせて、わざわざ賞の名前まで変更するという逸話があります。その後もモントリオールで開催されたジャズフェスティバルで賞を受賞したり、世界各地で公演をしたりと豊富な経験を持ちます。

2017年5月、結成から6年目で脱退を表明。今後はAvriel & the Sequoiasというアーティスト名で音楽活動を続けていくとのこと。

Kevin “KO” Olusola

 

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絶対音感を持つKevinは、幼いころからピアノとチェロ、サクソフォンを演奏してきました。チェロとビートボックスを同時に演奏するCelloboxing(チェロボキシング)は彼だけの演奏スタイルです。その実力はCBSやHuffington Postなどで特集が組まれるほど。2015年、Pentatonixとして活動する傍ら自身初となるソロアルバム”Renegade EP”をリリース。アルバムはBillboard Traditional Classical and Crossoverチャートで一位を獲得しました。

これまでの活動

Trio A Cappellaを結成

Pentatonixの原型は、Scott Hoying, Mitch Grassi, Kirstin Maldonadoの3人で結成されたTrio A Cappellaです。当時、南カリフォルニア大学の新入生だったScottは、とあるオーディションを受けるために友人のMitchとKirstinを誘います。彼らが一躍有名になったのは、Lady GagaのTelephoneがきっかけです。

The Sing Off Season 3優勝

Trioとして勢いをつけたScottは、アメリカのアカペラ番組The Sing Offの参加を決意します。参加するにはベースとビートボックスが必要であったため、AviとKevinに声をかけます。メンバーはそろったものの、オーディション前日まで全員で顔を合わせたことがなかったとのこと。

オーディションで披露した曲は、Trioのときから歌ってきたLady GagaのTelephone。彼らは無事オーディションを勝ち抜き、本選へ駒を進めます。

本選は全16組のアカペラグループが、ふたつに分けられパフォーマンスをします。パフォーマンスは全11回、各回にテーマが設定されています。出場者はテーマに沿ったアカペラを披露しなければなりません。パフォーマンスを見た審査員が判定を下す負け抜け形式の大会です。

彼らは数々の強豪を退け、見事優勝を果たします。優勝を決めた曲は、David GuettaのWithout YouとUna NocheのGive Me Just One Nightの2曲。

3年連続でグラミー賞を受賞

Pentatonixは、2014年から3年連続でグラミー賞を受賞しています。受賞曲と賞は表のとおり。これらの曲はいずれも過去にリリースされたアルバムに収録されています。

曲名 アルバム 受賞部門
Daft Punk PTX Vol. II Best Arrangement, Instrumental Or A Cappella 2014
Dance Of The Sugar Plum Fairy That's Christmas To Me Best Arrangement, Instrumental Or A Cappella 2015
Jolene PTX Vol. IV Classics Best Country Duo, Group Perfomance 2016 

2017年5月、Aviが脱退を発表

日本時間2017年5月13日、結成時からベースを担当してきたAviが脱退を発表しました。詳細は以下の動画。

Pentatonixがわずか6年で世界を代表するアカペラグループになれたのは、非常に早いペースで活動を続けてきたからです。成功を収める一方で、活動ペースの早さがAviを苦しめていました。様々な苦悩の中、苦渋の決断を下したAvi。現在開催中のツアーには最後まで参加すると語っています。おそらく今回のツアーでAviは見納めになるでしょう。

作品

ここでは、通常のアルバムとクリスマスアルバム、映像作品の3つを紹介します。日本のみ発売されるような限定盤は載せていません。また、シングルの紹介も割愛します。

アルバム

  1. PTX Vol. I
  2. PTX Vol. II
  3. PTX Vol. III
  4. PTX Vol. IV Classics
  5. Pentatonix

通常のアルバムを比較すると、一枚目のPTX Vol. Iが最高傑作ではないでしょうか。Pentatonixの原点にして頂点という一枚です。次に好きなアルバムはPTX Vol. IV Classics。クラシックとあるように、往年のヒット曲をアカペラでカバーしてます。いずれのアルバムも彼らの特色が出ていておもしろいです。どれも持っていない人は、日本限定盤のPTX Vols. I & IIを買っておけば間違いありません。

クリスマスアルバム

  1. PTXmas / Deluxe
  2. That's Christmas To Me / Deluxe
  3. A Pentatonix Christmas

クリスマスアルバムは、デラックス盤を含めると合計5枚あります。クリスマスソングなのでPTXmasThat's Christmas To Meともに落ち着いたアレンジが多いです。しかし、A Pentatonix Christmasはアレンジの雰囲気が一変。彼ららしいリズミカルなアレンジが印象的です。ほかのアルバムに埋もれがちですが、完成度の高い作品に仕上がっています。クリスマスアルバムであれば、A Pentatonix Christmasが一番おすすめ。

映像作品

  1. On My Way Home
  2. Pitch Perfect 2

Pentaonix初となる世界ツアーOn My Way Home。その中から2~3月の北米ツアーに密着したドキュメンタリー映画がOn My Way Homeです。ツアー名と同じなのでややこしいですね。舞台裏はもちろん、新作の制作現場やインタビュー映像もある見どころ満載な作品です。

Pitch Perfect 2は、アメリカの青春アカペラ映画Pitch Perfectの第二作です。彼らは劇中最後の舞台にゲスト出演しています。劇中だと一部しか流れませんが、オリジナル・サウンドトラックには一曲まるごと収録されています。

まとめ

わずか6年で世界一のアカペラグループになったPentatonix。これまでの活動を振り返ると、まるで物語の主人公のような活躍ぶりですね。3年連続でグラミー賞を受賞するなど彼らの快進撃はとどまることを知らない…と思いきやAviが突然の脱退。ファンとしては非常にさみしいニュースでした。おそらく今回のツアーでAviは見納めになるでしょう。今後の活動はどうなるのか、分かり次第追記していきます。

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