Pentatonixも愛用!マッシュアップしたアカペラ楽譜の作り方

She is writing the mashup acappella score/

アカペラをする人なら誰もが知っているPentatonix。もちろん、あなたもご存じのことでしょう。日本や海外での活躍を見ると、もはや世界一有名なアカペラグループと言っても過言ではありません。

Pentatonixのアカペラアレンジの特徴のひとつが、マッシュアップです。彼らが有名になったきっかけも、クラブ・ミュージックの最高峰「Daft Pank」のマッシュアップアレンジです。

日本のアカペラ界隈もPentatonixに影響され、大学のアカペラサークルを中心に、マッシュアップアレンジが増えてきています。あなたもこのような楽譜に挑戦していることでしょう。

しかし、いざ書いてみると、マッシュアップができない、もしくは作り方がわからないと悩んでいませんか?

そんなあなたのために、本ページではマッシュアップアレンジの作り方を紹介します。今から紹介する作り方を実践すれば、アカペラアレンジ初心者でもマッシュアップを作ることができます。

マッシュアップとは、ふたつ以上の曲から片方はボーカルトラック、もう片方は伴奏トラックを取り出して、それらをもともとひとつの曲であったかのようにミックスする音楽手法のひとつです。よくメドレーと間違われますが、メドレーとは、ある曲を別の曲へつなげる手法を指します。

マッシュアップしたアカペラ楽譜の作り方

本ページで紹介する楽譜の作り方は、次の4つです。

  1. アレンジのテーマを決める
  2. マッシュアップしたい曲を何度も聴く
  3. 選んだ曲の調合を合わせる
  4. 用意した曲をマッシュアップする

以上の作り方を実践してできたアレンジがこちら。

それでは、ひとつずつ紹介します。

アレンジのテーマを決める

まずは、あなたが作りたいアレンジのテーマを決めます。テーマを明確にしなければ、単に曲を詰め込んだだけの煩雑な楽譜ができあがるだけです。参考として、いくつか動画を紹介します。

Pentatonixのマッシュアップアレンジで最新の曲はPerfume Medleyです。題名にメドレーとありますが、マッシュアップにも分類されます。この曲のテーマは題名から一目瞭然ですね。

こちらは、マッシュアップアレンジを得意とするアメリカのYoutuber「Sam Tsui」のカバーです。2016年のヒット曲であるRachel PlattenのStand by Youと往年のヒット曲であるBen E. KingのStand by Meをマッシュアップしています。

曲名には、その曲がもつ意味やアーティストの思いが凝縮されています。テーマを決める際には、曲名も重要なヒントになるでしょう。

ひとつ避けるべきことは、単に曲が似ているという理由でマッシュアップすることです。流行りに乗じた結果、特にテーマを持たせないまま曲をマッシュアップしたアレンジが非常に増えています。

このような楽譜は、「曲が似ているからとりあえずマッシュアップしましたよ。」という考えが、聴くだけで伝わってきます。これでは、いつまでたっても質の高い楽譜は作れません。

マッシュアップしたい曲を何度も聴く

次に、テーマに沿った曲をいくつか選びます。はじめのうちは、2曲で十分です。これらを何度も繰り返し聴きましょう。

単に聴き流すのではなく、歌詞やメロディ、コードや旋律に注意しながら聴いてください。はじめに決めたテーマが明確であれば、曲を聴きこむ度にアレンジのイメージが膨らんできます。

聴きこむ前は別々の曲でも、繰り返し聴くことでそれらの曲がひとつになるフレーズが浮かんできます。もし浮かばないようでしたら、聴きこみが足りません。何度聴いても損することはありませんので、イメージが膨らむまで聴き続けましょう。

選んだ曲の調合を合わせる

イメージが膨らんだら、用意した曲をマッシュアップする準備にとりかかります。まずは、ベースとなる曲を決めましょう。ベースとなる曲の後ろで、もうひとつの曲を流します。

この際に必要なことは、曲の調合を合わせることです。調合を合わせなければ、用意した曲がぴったりとハマりません。調合はベースの曲を基準にすれば問題ありません。

用意した曲をマッシュアップする

準備が整ったら、いよいよマッシュアップにとりかかります。作り方はいたって単純で、トライ&エラーの繰り返しです。

はじめに決めたテーマや曲を聴いて膨らませたイメージをもとに、フレーズを組み込んでみます。きれいにまとまったら採用、響きが気持ち悪いようだったら不採用を繰り返していきます。

特に初心者には、このような機械的な作り方をおすすめします。このように作業化されると難しいことは一切ありません。経験や感覚も多くは必要としないため、試行錯誤を繰り返せば、確実にマッシュアップを作ることができます。

さらに、この作業があなたの経験や感覚として蓄積されます。地道な作業の果てに、質の高いアレンジができあがるのです。

マッシュアップアレンジの注意点

ここで、注意事項を2つお伝えします。

ひとつめは、テンポが大きく異なる曲同士は、マッシュアップしにくいということです。極端な話、アップテンポの曲とバラードでは、テンポだけでなく曲調なども大きく異なります。これらが大きく異なる曲は、相性がよくありません。

テーマを明確に決めれば、このようなことは避けられるでしょう。しかし、ここまで気がつかなかったのであれば、曲のテンポを今一度見直す必要があります。

ふたつめは、どうしてもマッシュアップできない曲やフレーズがある場合は、思い切って不採用することです。あなたのテーマやイメージによっては、「ここは絶対にマッシュアップしたい」というフレーズがあるはずです。しかし、どうやってもハマらない場合は、不採用にしなければなりません。

無理やりに曲をねじ込むマッシュアップでは、あなたのテーマやイメージが伝わってきません。アレンジの完成度を上げるためには、英断も必要ということを肝に銘じましょう。

まとめ

本ページで紹介したマッシュアップの作り方を簡単におさらいします。

  1. アレンジのテーマを決める
  2. マッシュアップしたい曲を何度も聴く
  3. 選んだ曲の調合を合わせる
  4. 用意した曲をマッシュアップする

以上の作り方を実践すれば、編曲を始めたばかりの人でも、マッシュアップを作ることができます。

しかし、なんとなくイメージはわいたものの、実際に作るとなると手が動かないという人も少なくないでしょう。これは、あなたがマッシュアップに慣れていないことが原因です。

そんなあなたは、実際にマッシュアップアレンジされた楽譜を手に取ることが一番の近道になるでしょう。やはり、作りたい分野のアレンジを体感したとしないとでは、できあがる楽譜も雲泥の差です。

もりのアカペラ楽譜やさんでは、冒頭に紹介したアニメ映画「君の名は。」の主題歌すべてをマッシュアップしたアカペラ楽譜を販売しております。「このページの作り方を参考にしてもできない」と思い悩む前に、演奏を通して実感することを強くおすすめします。

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