経験者がハマる落とし穴?アカペラが確実に上達する3つの条件

a cappella improvement tips

アカペラがうまくなるにはどうすればいいんだろう?

みんなで集まって練習しているけど、上達している気がしない。アカペラをしている人の中には、自分たちの実力が伸びないことを悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

「思いっきり楽しめばいいんだよ」などの精神論は聞き飽きました。ここでは、誰もが実践できる具体案を3つ紹介します。いずれも上手なバンドに共通していることですので、ぜひ参考にしてください。

個人練習をする

personal practice

おそらくほとんどの人が、疑問に思うはずです。はたして、あなたは本当に個人練習をしていますか?

しげ

個人練習なんて大学一年生のときからしてるよ

アカペラの上達には個人練習が不可欠です。音程やテンポを覚えるほか、各パートに必要な技術を磨かなければなりません。

個人練習をないがしろにすると、全体練習を効率よく進めることができない。みんなの時間を割いているのに、自分のパートを覚えていなかったらもったいないですよね。

また、練習した内容を個人練習で確認しなければ、次回の練習に活かすこともできません。結果、毎週のように練習日を設けても、個人練習で確認しなければ一向に成長しないのです。

なぜ、いまさらになって個人練習の必要性を説くのか?

これは、経験者になるほど基礎をないがしろにする人が多いからです。アカペラを一年もしていれば、練習からライブまでの要領をつかめます。始めたばかりのころと比べると、実力も確実についているため、以前にも増して精力的に活動することでしょう。

しかし、慣れを言い訳に個人練習をしなくなる人がいます。練習日になっても音程を覚えない人、一ヶ月以上練習しているのに暗譜できない人など様々です。一年生だったころのまじめさはどこへ行ったのでしょうか。

勉強であってもスポーツであっても、毎日コツコツと努力できる人が成長します。アカペラでも同じことです。小手先だけのテクニックに頼るのではなく、毎日の反復練習に力を入れましょう。

ボイスパーカッション以外のパートであれば、音程とテンポを覚える練習は共通しています。

Point

  1. midiを聴きながら音程を覚える
  2. ピアノやキーボードを使って音程を確認する
  3. メトロノームを使ってテンポを覚える
  4. ほかのパートを流しながら歌う

以上の練習を実践すれば、基礎をおさえられます。音程とテンポを叩き込んだら、各パートに必要な技術を磨きましょう。コーラスとベースについては、以下の記事にまとめていますので参考にしてください。

a cappella bass tutorial基礎から学ぶ!ベース(アカペラ)初心者が実践するべき3つの練習 a cappella chorus tutorialコーラス(アカペラ)初心者がハモるために必須な9つの練習

ひとつのバンドに集中する

focus on one band

アカペラを続けていれば、バンドに誘われる機会やバンドを結成することが増えてきます。はじめは1つか2つだったバンドが気づいたころには10以上あった、ということも少なくありません。

残念ながら、バンドの数が増えるほど練習の質は下がります。アカペラの上達には、ひとつのバンドをじっくり育てることが大切です。

所属するバンドの数が増えると、練習時間を十分に取れません。メンバーの予定を合わせるには、ほかのバンドとかぶせなければならない。せっかく組んだ練習日も集中できないこともあります。

歌うパートも一気に増えるため、個人練習の負担が重くなります。まるで課題のように積み重なった楽譜。アレンジを楽しみながら歌っていたころを忘れて、課題を消化するように練習に取り掛かる。とにかく消化しなければならないので、なんとなく形になれば次に行く。

個人練習とは名ばかりで、音程やテンポなどは付け焼刃程度しか覚えていない。中身のない練習では、いくら繰り返しても上達はしませんね。結果、個人練習をさぼり始めます。まさに悪循環ですね。

悪循環に陥る原因のひとつは、所属するバンドの数がステータスであると勘違いすることです。たくさんのバンドに入っていることは、それだけ必要とされている、それだけ優秀なんだ。大学二年生までの僕も、同じような勘違いをしていました。

サークル内にボイスパーカッションが少なかったこともあり、僕はたくさんのバンドに誘われました。必要とされることがうれしい、増えていくバンドの数が誇らしい。勘違いが拍車をかけて、僕の所属するバンドは最終的に20を超えます。

掛け持ちしすぎた結果、どうなったかは言うまでもありません。先ほども書いたように、個人練習をさぼり始めます。

しげ

ボイスパーカッションだし当日にそれっぽいリズムを刻めばいいっしょ

このような舐めた考えまでし始めていました。これでは技術が上達しません。要領よくこなす術だけが身につきました。

しげ

なんだか楽しくないな…

楽譜を課題のように消化することにつかれたので、所属するバンドを見つめなおしました。中途半端な気持ちで練習に参加しても、迷惑しかかけません。大変身勝手な考えですが、いくつかのバンドを抜けました。残ったのバンドは2つか3つくらい。

これ以降は、むやみにバンドを増やさないように練習に取り組みました。ひとつのバンドにかける時間が増えるため、練習の質も上がります。結果、サークル内外問わず精力的にライブ活動を行えました。

これは僕に限った話ではありません。サークルの先輩や後輩、学外のアカペラサークルを見ても同じような傾向があります。たくさんのバンドを掛け持ちしている人よりも、ひとつのバンドを大切にしている人が明らかに上手です。

僕と同じような失敗をしてほしくありません。バンドの数だけ増やしても、楽譜を消費する毎日が待っているだけです。所属するバンドについて、見つめ直すことをおすすめします。

反応を早くする

response

あなたはライブや曲、ふだんの練習についても誰かひとりに任せっきりではありませんか?

アカペラの上達には、練習であれ話し合いであれ積極的に参加しましょう。誰かの問いかけに沈黙を守っているようでは成長しません。

たくさんのバンドを経験した中で、上達のカギは技術だけではないと感じました。上達が早いバンドは、練習や話し合いの反応も早いです。

部分練習を終えたら互いに指摘しあう。誰かがライブの話を持ってきたら成功のために戦略を練る。ひとつの問いかけに対して、全員が素早く反応します。

一方、伸び悩むバンドは意見が交わされません。誰かが問いかけると、謎の沈黙、もしくはとりあえず同意されるだけ。前向きな話にもかかわらず、なぜか重い雰囲気が漂います。知らず知らずのうちに、発言しにくい場ができてしまうのです。

打開策は、誰かの問いかけになるべく早く反応すること。人は自分の意見に自信がない、変に思われたくないということから、相手の出方をうかがう傾向があります。あなたもLINEなどのグループチャットで似たような経験がありませんか?

しげ

ライブの曲構成はどうしようか?〇〇と××は外せないと思うんだけど
……

もり

しげ

……

間髪入れずに反応すれば、発言することのハードルが下がります。彼が言うなら僕も言えるかもしれない。あなたの反応が、活発な話し合いのきっかけにつながるのです。

Tips

誰も意見を言わないのであれば、あなたから発信しましょう。部分練習を終えたら、よかった点・悪かった点を言う。新しい曲や次に出るライブの話を持ってくる。発言するきっかけは、至るところにあります。バンドの沈黙を破り、反応しやすい環境をつくってください。

まとめ

ここでは、アカペラが上達する具体案を3つ紹介しました。

Point

  1. 個人練習をする
  2. ひとつのバンドに集中する
  3. 反応を早くする

いずれも精神論ではなく、すぐに実践できるものです。一晩のうちに上達する裏技なんてありません。上手なアカペラグループは、毎日の積み重ねからなります。

個人練習の時間をしっかりと取るには、ひとつのバンドに集中しなければなりません。ひとつのバンドに集中すると、思い入れが強くなり積極的に反応するようになります。

3つの具体案を紹介しましたが、どれもつながっているのです。ひとつでも欠けると、思うように上達しないでしょう。目先のテクニックにとらわれず、アカペラの本質を見直してみましょう。

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