あなたはいくつ当てはまる?下手なコーラスに共通する7つの特徴

a cappella chorus difference

あなたは、コーラスが上手な人と下手な人の違いを知っていますか?

アカペラのコーラスは時に裏方、時に主役というように様々な表情を持ちます。抜群の一体感で演奏するためには、コーラス陣の連携が必要不可欠です。コーラスがバラバラであれば、ハーモニーに厚みが生まれません。

熟練したコーラスは、どんなアレンジでも一際輝いて聴こえます。主役のリードを決して食わない、かと言って単なる脇役で終わらない。技術のあるコーラスは、アカペラをより一層美しいものに引き立ててくれます。

ここでは、コーラスが上手な人と下手な人の違いを紹介します。あなたのアカペラをよりよくするためにも、ぜひ参考にしてください。

個人練習をしてこない

don't practice

コーラスが下手な人は、個人練習をしてきません。

コーラスが上手な人は、音程やテンポ、リズムを叩き込んできます。

個人練習をしてこない人が下手なことは、もはや説明不要です。アカペラを始めたころは一生懸命練習していたが、慣れてくるとさぼり始める人もいます。

しげ

みんなと合わせるときになんとなく確認するわ

コーラスが下手な人は個人練習をしてこない結果、全員で合わせるときに音程やテンポを練習し始めます。時間が限られる全体練習の場で、個人練習をすることは時間の無駄です。

練習前の声出しや発声練習は構いませんが、音程などを確認しているようでは上達が見込めません。

コーラスが上手な人は、練習時間の使い方も上手です。音程やテンポを覚えることはひとりでもできます。練習用の音源を使えば、ほかのパートを聴きながら練習することもできます。

自分のパートを不安なく歌えれば、ニュアンスや抑揚など全体練習でしかできないことに集中できます。質の高いアカペラは、個人練習から始まっていることを忘れないでください。

まわりを聴きながら音程を調整できない

can't control pitch

コーラスが下手な人は、ひとりだけで歌います。

コーラスが上手な人は、まわりに寄り添いながら歌います。

人の声は非常に繊細です。歌声はその日の体調に大きく左右されます。毎回同じ音程で歌うことは、まず不可能でしょう。同じCの音でも半音まではいかないが、少しだけ高いCもあります。全員が少し高め、もしくは少し低めに音程を合わせているのであれば問題ありません。

しかし、ひとりが少し高め、もうひとりが少し低めに音程を合わせていると不協和音の原因になります。ふたりの音程差が半音ほど離れてしまうからです。

コーラスが下手な人は、音程を調整できません。ほかのパートにわき目も振らず歌い続けます。多くのアカペラグループは、リードまたはベースを音程の基準にしていることでしょう。演奏中に音程がずれてきても、基準に合わせることで和音が崩れにくくなります。

しかし、音程を調整できないコーラスがひとりでもいると、途端に和音が崩れます。ひとりだけ基準が異なるため、浮いて聴こえるのです。

コーラスが上手な人は、まわりを聴きながら音程を調整できます。アカペラはひとりでは歌えません。ほかのパートとハーモニーを奏でることで成り立ちます。コーラスが上手な人は、このことを十分に理解しています。ほかのパートに寄り添うことで和音が崩れないようにします。

Tips

まわりを聴きながら音程を調整することは難しい技術です。残念ながら一朝一夕で身につけることができません。習得の第一歩は、基準を聴きながら歌うことです。メンバーがベースを基準にしているのであれば、個人練習の段階からベースを聴きながら歌います。もちろん全体練習でもベースに耳を傾けましょう。慣れてくると、ほかのパートも耳に入ってくるようになります。ハーモニーを聴きながら気持ちのよい音程で歌ってください。

声量を合わせられない

can't control volume

コーラスが下手な人は、声の大きさを気にしません。

コーラスが上手な人は、声量をまわりとそろえます。

音量のバランスは、アカペラに限らず曲の出来栄えに大きな影響を与えます。ボーカルが聴こえない、バックがやかましい、低音だけが浮いているなど音量バランスが崩れることは曲の完成度を損なわせます。

ライブではPAの技術に左右されることもありますが、かと言ってふだんの練習からないがしろにしてはいけません。

コーラスが下手な人は、自身の声量を把握できていません。声の聴こえ方は自分と他人で異なります。本人は調整しているつもりでも、演奏を聴くとひとりだけ大きいことがあります。

コーラスが上手な人は、声量をまわりと合わせることができます。自分の耳だけでは正確に判断できないため、ふだんの練習やライブ中でもほかのパートと示し合わせることで声量を調整しています。ライブでは返しから聴こえる音量で判断できますね。

Tips

特に話し声が大きい人は、声量の調整が難しい傾向にあります。いつも通りの声量が、ほかの人にとって大きいので基準がわかりません。対策のひとつに、演奏を録音して客観的に聴く練習があります。録音された音源であれば自分の声量を正確に判断できます。また、メンバーに意見を求めることもよいでしょう。自分の耳だけで判断せず、客観的に声量を見つめ直してください。

声質を合わせられない

can't control voice

コーラスが下手な人は、声質が浮いていることに違和感を感じません。

コーラスが上手な人は、声質をそろえて一体感を生みます。

音程は合っているのに和音がきれいに響かない。原因の一つに声質がそろっていないことが挙げられます。メンバー全員の声質がもともと合っているグループは稀です。

ほとんどのグループは、声質の異なるメンバーが集められています。したがって、コーラス陣だけでなくメンバー全員で声質を合わせなければなりません。

コーラスが下手な人は、ひとりだけ声質が浮いていることに違和感を感じません。音程やテンポに集中するあまり、声質をおろそかにしています。声質を合わせなければ、ひとりだけ浮いたり埋もれたりとデコボコして聴こえることでしょう。

コーラスが上手な人は、まわりに声質を寄せながら一体感を生み出します。音程と同じく、声質を合わせる際にも基準が必要です。リードであれば、リードに声質を合わせながら歌います。声質を調整することは、一体感を演出するために不可欠な技術です。

声質を合わせる練習の一つが息の量を調整することです。熱い食べ物を冷ますときに「ふーふー」と吐く鋭い息。かじかんだ手を温めるために「はぁ~」と優しく包み込む息。これらの息を利用して声質を調整します。

勢いが欲しければ鋭く吐いた息に声をのせる。包み込むような響きが欲しければやわらかく吐いた息に声をのせる。まずは曲やアレンジに合わせて息を調整してください。

慣れてきたら、基準となる人の声の出し方をまねましょう。声の出し方まで調整できれば、さらなる一体感が期待できます。

リズムを合わせられない

can't control rhythm

コーラスが下手な人は、自身のリズムを基準に歌います。

コーラスが上手な人は、リズム隊を聴きながら歌います。

歌い手のリズム感は曲のグルーヴに直結します。きれいにハモってるけど、いまいちのれない。原因のほとんどは、コーラスのリズム感がバラバラであることです。曲のリズムが前に後ろにブレるようではグルーヴなど期待できません。

コーラスが下手な人は、曲のリズムを自分だけで完結させます。自身のリズムを基準にしているため、ほかのコーラスやリズム隊がいくら示し合わせても立て直すことができません。コーラスにもかかわらずリズムの基準を勝手につくるため、曲が走ったりもたついたりします。

コーラスが上手な人は、リズム隊を聴きながら歌います。リズム隊がつくるグルーヴを感じることでリズムにのりながら歌えるのです。また、テンポがズレてきても修正できます。コーラス陣を連携させる陰にはリズム隊がいることを忘れてはいけません。

歌い方を合わせられない

practice for a cappella

コーラスが下手な人は、自分の歌い方を曲げません。

コーラスが上手な人は、主役に歌い方を合わせます。

たいていのアカペラグループには2~3人のコーラスがいます。曲に抑揚をつけるためにはコーラス全員で歌い方を共有しなければなりません。リードと字ハモを歌うときは、歌い方をリードに合わせる必要があります。

コーラスが下手な人は、自分の歌い方を貫き通します。あたかも主旋律のように歌うため、どちらが主役であるか困惑することもしばしば。本人に悪気はないのでしょうが、どうしても浮いて聴こえるため、一体感を損なう原因になります。

コーラスが上手な人は、主役に歌い方を合わせます。曲の展開を読み解きながら、リードやほかのコーラスなど主役が引き立つように歌います。アカペラの醍醐味であるコーラスは、リードを支える縁の下の力持ちです。

Tips

歌い方を合わせるには、まねることから始めましょう。声質でも書いたように声の出し方や息の量、発音の仕方や歌い終わりなど細かく分析することで見えてくるものがあります。まねることは歌唱力アップにもつながるため一石二鳥の練習です。あなたも主役が引き立つ歌い方を研究してください。

不協和音の原因を自分以外から探す

can't communicate

コーラスが下手な人は、自分の音程が常に正しいと考えています。

コーラスが上手な人は、不協和音の原因を客観的に探します。

演奏中にふと違和感を感じたとき、あなたはどうしますか?違和感の原因は和音がくずれたりテンポがズレたりと様々です。演奏の完成度を上げるには、違和感をしらみつぶしに解決しなければなりません。

コーラスが下手な人は、違和感の原因をほかの人から探します。自分の音程やテンポは常に正しいと考えているため、ほかのパートを疑ってしまうのです。指摘されることに慣れていない人が、このような考えを持つ傾向があります。

もちろん本人の音程やテンポが完璧であれば何も指摘することはありません。しかし、完璧な人などありえません。いくら練習しても多少のズレは誰にでも起こりうることです。

コーラスが上手な人は、違和感の原因を客観的に探します。自分自身が原因であれば修正するし、ほかのパートが原因であればきちんと指摘します。理想のアカペラをつくるためには、どうすれば改善できるかという冷静な目線が必要です。

指摘されることは恥ずかしいかもしれませんが、悪いことではありません。自分の技術、そしてグループのレベルを上げる絶好のチャンスです。お互いに切磋琢磨できる関係を築けるとよいですね。

まとめ

ここでは、アカペラのコーラスが上手な人と下手な人の違いを紹介しました。

  上手な人 下手な人
個人練習について 音程やテンポ、リズムを叩きこんでくる 個人練習をしない
音程について まわりに寄り添いながら歌う ひとりだけで歌う
声量について 声量をまわりとそろえる 声の大きさを気にしない
声質について 声質をそろえて一体感を生み出す 声質が浮いてることに違和感を感じない
リズムについて リズム隊を聴きながら歌う 自身のリズムを基準に歌う
歌い方について 主役に歌い方を合わせる 自分の歌い方を曲げない
不協和音について 不協和音の原因を客観的に考える 自分の音程が常に正しいと考えている

一体感のあるアカペラには、たくさんのことが必要です。音程とテンポは前提条件。さらに上を目指すのであれば、声量や声質など考えるべきことを挙げたらキリがありません。これらの技術を磨くには、相手の意見を聞くこと、ほかのパートを聴くことが必須です。コーラスに限らず下手な人は、ひとりで突っ走る演奏しかできません。あなたもまわりとコミュニケーションしながら、さらにレベルアップしてください。

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