地声(チェストボイス)を鍛えよう!声を高くする5つのボイトレ

地声

あなたは、地声(チェストボイス)で高い声を出せないと悩んでませんか?

最近は、音域の高い曲が目立ちます。聴いて楽しいハイトーンも、歌うとなると一苦労。

声を振り絞って出そうにも、苦しそうに聴こえたり、裏返ったりと思うように歌えません。地声で高音を歌う難しさを痛感しますよね。

ここでは、地声を高くする方法を紹介します。地声の音域がせまかった僕が、キーを4つ以上高くできたボイトレメニューです。ぜひ参考にしてください。

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腹式呼吸を身につける

息は、声のエネルギー源。肺から空気を十分に送り込まなければ、よい発声はできません。

腹式呼吸は、横隔膜を使った呼吸法です。胸式呼吸よりもたくさんの空気を運べるので、歌に必須の技術と言えます。

Memo

まずは、あなたが腹式呼吸か胸式呼吸か確認しましょう。鏡の前で好きな曲をワンフレーズ歌ってください。

呼吸に合わせてお腹が膨らんだり縮んだりする人は、腹式呼吸ができてます。一方、呼吸するときに肩や胸が上がると胸式呼吸です。

胸式呼吸の人は、次のトレーニングを実践して腹式呼吸を習得しましょう。

  1. 手をおへその上に置く
  2. 大きく息を吸い込む
  3. 肺を空気でいっぱいにする
  4. 息を吐きだす

以上が、腹式呼吸の基本動作です。息を吸い込むときは、鼻から吸うようにしてください。

吸い込んだ息で、肺の中を空気で満たしましょう。風船をイメージすると、呼吸しやすいですよ。お腹の中にある風船を、腹式呼吸で膨らませてあげます。

風船が十分に膨らんだら、空気を吐き出します。力を抜くと同時に、空気がもれていくイメージです。体が力むと思うように呼吸できないので気をつけましょう。

腹式呼吸については、以前の記事で詳しく紹介してます。呼吸を見直したいという人は、参考にしてください。

腹式呼吸のやり方と練習方法誰でも一瞬で腹式呼吸ができる簡単なやり方と3つの練習方法 腹式呼吸横隔膜を活性化!腹式呼吸と肺活量を鍛えるボイストレーニング

舌筋を柔らかくする

高音を楽に発声するためには、全身の筋肉をリラックスさせることが重要です。中でも舌筋は、のどや声帯にも影響を与えるため、常に脱力を心がけなければなりません。

Memo

舌筋は、舌を動かす筋肉の総称です。舌の位置を変える筋肉を外舌筋、舌の形を変える筋肉を内舌筋と呼びます。

あなたは、歌うとき次のことに心当たりがありませんか?

  • 舌が奥に引っ込む
  • 舌が反りかえる
  • 舌の中央がへこむ

これらの原因は、舌に力が入りすぎていることです。ひとつでも当てはまるようであれば、舌筋を柔らかくしなければなりません。

舌をまわすストレッチ

  1. 口を閉じる
  2. 舌を下唇と歯の間に入れる
  3. 時計回りに10回まわす
  4. 反時計回りに10回まわす

舌は、常に唇と歯の間でまわします。ゆっくりまわすと、負荷が大きくなるのでオススメ。まずは10回を目安にして、20回、30回と増やしてください。

タングトリル

タングトリルは、舌筋を柔らかくするボイストレーニングのひとつです。舌筋のストレッチだけでなく、呼吸も整えられる一石二鳥のトレーニングですよ。

  1. 舌を口の上側にくっつける
  2. 息を吐いて舌を「とぅるるる」と鳴らす

タングトリルは、巻き舌の要領で「とぅるるる」と息を吐きます。しかし、これがなかなか難しい。慣れないうちは、まったく続かないですよね。

ポイントは、息を一定の量で吐き続けることです。吐く息の量が多すぎても少なすぎても、舌が鳴りません。

はじめは10秒を目標に練習しましょう。慣れるまで時間がかかりますが、根気強く続けてください。

1週間も練習すれば、タングトリルが身についているはず。あとは15秒、20秒と時間を伸ばしていきましょう。

しげ

僕も最初はできなくて苦労したよ。でも、毎日練習したら25秒以上は安定してできるようになったよ。5分でもいいから毎日継続することが上達の秘訣。
タングトリル巻き舌がポイント!息の量を整えるタングトリルのやり方とコツ

のど締め発声を改善する

しげ

高い声を出すと、のどが締まっちゃうんだよね。無理して出し続けると、声がかれちゃって、のどが痛くなるよ……。

地声で高い声を出せない大きな原因のひとつが、のどを締める癖です。次のことに当てはまれば、あなたものど締め発声の可能性があります。

  • 高い声が息苦しく聴こえる
  • 声がかれる
  • 高音が出なくなる
  • のどが痛くなる
  • カラオケでは一曲目が最も調子よく歌える

のどを締める癖は、早急に治さなければなりません。放置すると、最悪のどを壊す危険もあります。

のど締め発声を治すには、Laga-Yaga発声が最適。Laga-Yaga発声は、アメリカのボイストレーニング講師Eric Arceneauxが勧めるボイストレーニングのひとつです。

動画にあるように、Laga-Lagaと発声するだけでのどを締める癖が改善されます。ポイントは、あごを動かさないこと。はじめは、あごに軽く手を当てて練習するとよいでしょう。

長年のど締め発声だった僕も、Laga-Yaga発声のおかげで癖が治りました。のどを締めないで発声するだけで、楽に高音が出せるようになります。のどを絞める癖がある人は、ぜひ実践してください。

Memo

Laga-Yaga発声は、音階に合わせて練習します。始めたばかりでは音域も限られるため、高音が出ないかもしれません。

苦しくなったり、のどに力んだりしたら、すぐに発声をやめましょう。無理に続けると、かえって癖が強くなります。あなたに合った音域で練習してください。

輪状甲状筋を鍛える

人は、高音を出すときに輪状甲状筋と呼ばれる筋肉を使います。鏡で口の中を観察しながら、高い声を出してください。

発声に合わせて、のどちんこの奥、のどの天井部分がへこみませんでしたか?

輪状甲状筋は、声帯を引っ張ることで発声を手助けしてます。天井のへこみは、声帯を引っ張っているというわけです。引っ張られた声帯に空気がぶつかることで、高い音がつくられます。

イメージとしては、ピンと張ったギターの弦でしょうか。弦を引っ張る力が強いほど、高い音が出ますよね。人が高音を発声するときも、同じような現象が起きているわけです。

※実際には、音の出る仕組みは弦楽器と異なりますが、ここでは割愛します。

息もれのある裏声は、輪状甲状筋をもっとも鍛えることのできる発声方法です。息もれのない裏声よりも、のどに負担がかからないので、安心してトレーニングできますよ。

  1. 下あごを下げて、口を大きく開く
  2. 軽く息を吸い込む
  3. 息を多めにして「ほー」と裏声で発声する

口を開けるときは、下あごの骨が出っ張るくらいが丁度です。耳の前に手を当てると確認できます。もし痛みを感じるのであれば、無理しないでくださいね。

裏声は、最小限の息で発声するよう心がけます。いきなり大きな声で出そうとすると、のどや声帯を傷つけるかもしれません。

裏声は、フクロウのように「ほーほー」と発声しましょう。「ほ」は、息もれしやすい音。ほかの音よりも効率よく鍛えることができますよ。

鼻腔共鳴を使う

人は、共鳴腔と呼ばれる空間を使って、音程や音色を調整します。共鳴腔の中でも、高音発声に欠かせないのが鼻腔です。

鼻腔は、読んで字のごとく鼻の奥にある空間です。裏声を鼻腔に響かせると、これまで以上にキレイな音が鳴ります。

練習方法はいたってシンプル。地声でハミングするだけです。ハミングしたとき鼻に振動を感じれば、音が鼻腔に共鳴してます。

ピアノやキーボードを「ぽーん」と鳴らして一緒に歌うもよし。好きな曲をハミングで歌うもよし。鼻腔を使いこなして、美しい裏声を手に入れましょう。

まとめ

ここでは、地声で高い声を出す方法をまとめました。

  • 腹式呼吸を身につける
  • 舌筋を柔らかくする
    • 舌をまわすストレッチ
    • タングトリル
  • のど締め発声を改善する
    • Laga-Yaga発声
  • 輪状甲状筋を鍛える
    • 息もれのある裏声を出す
  • 鼻腔共鳴を使う
    • 地声でハミングする

紹介したトレーニングの中でも、Laga-Yaga発声と息もれのある裏声は、効果が絶大です。高音が出せないと悩んでいた僕も、これらを重点的に行いました。

特に、のどを締める癖は発声の大敵です。表現のひとつとして、のどを締めるのであれば構いません。しかし、癖になっている人は早急に治してください。

ボイストレーニングに慣れないうちは、なかなか上達を実感できずもどかしいかもしれません。僕自身、何度もトレーニングを止めようと思いました。

しかし、高い声を出す一番のコツは、毎日5分でも続けることです。ボイストレーニングは、日々の努力が実を結びます。

まずはひとつだけでもよいので、毎日続けることから始めましょう。

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