アカペラライブでお客さんに覚えてもらうためには○○を磨け

a character for a cappella band.

近年、アカペラ人口の増加に伴い演奏レベルも上がっています。ハモネプやJAMなどのイベントに出演するバンドは当然のこと、世間からは注目を浴びていなくとも地方で活躍するバンドも少なくありません。

全体の演奏レベルが上がると、単に上手いだけではお客さんに覚えてもらえません。お客さんの記憶に残る演奏をする。そのためには、バンドの個性を磨かなければなりません。ここでは、アカペラバンドに必要な個性についてまとめます。

なぜ個性が必要なのか

a character for a cappella band.

個性の必要性。それはお客さんの記憶に残るため、この一点に尽きます。身内でもない限り、お客さんはあなたのバンドに興味がありません。たいていの人は、演奏が終わったら忘れてしまいます。

プロ並みにうまければ話は別ですが、学生の中でうまい程度では、ほかのバンドに埋もれてしまいます。厳しいことに、全国を見渡すとうまいバンドはたくさんあるのです。

個性について少し掘り下げてみましょう。あなたは、好きな芸能人や歌手、アイドルはいますか?もしいるのであれば、あなたがその人を好きな理由を考えてみてください。

  • 話がおもしろいからあの芸能人が好き
  • 音楽性が好きだからあの歌手が好き
  • 応援したくなるからあのアイドルが好き

その人を好きになる理由は様々でも、個性や人柄に興味を持っていることは共通しているはずです。個性や人柄というのは、人を惹きつける力があります。

Tips

中でも応援したくなるという気持ちは、強い力があります。特に秀でた能力がないけど、一生懸命がんばる姿に惹かれてしまう。あなたも一度は経験があるのではないでしょうか?アカペラバンドも同じことです。あのバンドの演奏はついつい聴いちゃう。それは、きっと彼らの個性に魅せられているからでしょう。

個性を磨く

a character for a cappella band.

個性を磨くうえで重要なことは一貫性です。軸がぶれていては、なにがしたいのか伝わりません。誰にも負けない個性を見せつけたいのであれば、これから紹介することすべてに一貫性を持たせてください。

コンセプト

個性的なアカペラは、バンドを組む段階から始まります。どのようなコンセプトか決めることが、個性あるバンドをつくる第一歩です。よくあるコンセプトとしては、次のようなものがあります。

Point

  • 懐メロ
  • アニソン
  • 洋楽
  • ジャズ
  • コピーバンド

僕のおすすめは懐メロです。最近の曲は、メロディラインにしろコード進行にしろ難しい曲ばかり。テレビ番組で見かけるカラオケバトルで、出演者が最近の曲を歌わないことを見てもうなずけるでしょう。

懐メロはそこまで難しくありませんし、幅広い世代に受けます。はじめはシンプルなアレンジで慣らしていき、どんどん難しいアレンジに挑戦するのもおもしろいですね。

一方、洋楽やコピーバンドはあまりおすすめできません。洋楽の一番の壁は、言語が異なることでしょう。発音が難しいうえに、リズム感も異なります。それっぽく聴こえても、集中して聴くと粗が目立ちます。

コピーバンドは、どうしても本家の二番煎じになります。プロのアカペラグループは、アレンジもメンバーの技術も化け物じみています。いくらガンバっても本家には追い付けません。メンバー内で楽しみたいのであれば問題ありませんが、大きなステージで活躍したいのであれば厳しい選択でしょう。

コンセプトを決めるポイントは、複数の軸をかけ合わせることです。僕が先ほど上げた例は、誰でも考えられるアイディアばかりです。ありふれた選択肢の中から個性を輝かせるには、様々な軸を混ぜる必要があります。

例えば懐メロとアニソン、これらをかけ合わせて昭和のアニソンだけをカバーするアカペラバンドという発想があります。懐メロをジャズアレンジにして歌うのもおもしろそうですね。僕が組んだバンドだと、アップテンポなアイドルソングをカバーするというコンセプトなどがありました。

Tips

かけ合わせるコンセプトは、曲のジャンルだけではありません。男声だけで構成された野郎バンドや女声だけで構成されたガールズバンド。人数も5~6人に縛られる必要はありません。どうすればあなたたちの個性が輝けるか、様々な角度から分析してください。

曲目・アレンジ

バンドのコンセプトをもとに、歌う曲を決めます。歌う曲は、バンドの個性を示す重要な役割を果たします。単に歌いたいから選ぶのではなく、個性を表現するためにはどのような曲が合っているかで判断しましょう。

歌う曲は、ライブを想定して起承転結があるように決めます。歌う曲すべてがバラードだと、聴いているお客さんも飽きてしまいます。

Point

  • お客さんのハートをつかむ曲
  • 盛り上がった場をクールダウンさせて聴き入らせる曲
  • ライブの〆として最高潮に盛り上がる曲

など、与えられた枠の中であなたたちの個性を表現できるような選曲を心がけます。

バンド内のアレンジを統一するためにも、編曲者はひとりにすべきでしょう。メンバー内でコンセプトを共有しても、受け取り方には個人差があります。アレンジを統一しなければ、曲ごとにズレが生じます。結果、一貫性のないアレンジができあがるのです。

編曲者をひとりに固定するからといって、すべてを任せっきりにしてはいけません。アカペラは、曲づくり・アレンジの段階から始まります。コンセプトに沿ったアレンジができあがるよう、積極的に意見を交わしてください。

アカペラバンドの中には、アレンジをできる人がいない、もしくはコンセプトを楽譜に表現できる人がいないと、困っているバンドがいるのではないでしょうか?

そんな声にお応えして、僕たちはアカペラ楽譜のオーダーメイドやアレンジのお手直しなどのサービスを提供しています。興味がある人は、下のボタンよりどうぞ。

楽譜をオーダーメイドする アレンジの手直しを依頼する

MC

ライブで重要なことはMCです。ふだんの練習だと曲ばかりに集中しがちですが、MCの質もまたライブの完成度に直結します。発表会のような曲紹介だけのMCでは、お客さんは興味を示しません。身内ネタしか話さないMCは最悪です。

バンドのことを知ってもらうには、メンバー紹介やバンド名の由来などを話すとよいでしょう。あとは笑いをとりにいったり、小芝居をはさんだりですかね。

MCに正解はありません。ひとりで場をつないでもよいし、全員で掛け合いをしてもよいでしょう。アカペラでは表現できない人柄を、MCを通してお客さんに伝えてください。

a cappella live mcネタがないと言わせない!ライブMCを考える3つの秘訣と4つの禁忌 a cappella live mc tutorial緊張せずライブMCをするために僕が実践した4つの練習

衣装

衣装も個性を表現する手段のひとつです。統一感のある衣装は、それだけでバンドの色が出ます。ライブに来たお客さんを目でも耳でも楽しませる勢いで衣装を考えましょう。

よく見かける衣装は色の統一ですね。黒一緒に統一したり、原色に近い目立つ色を身にまとうバンドが少なくありません。戦隊モノのようにメンバーそれぞれに色が振り分けられるパターンもあります。この場合はボトムスを統一すると、より一層わかりやすい衣装になります。

Tips

色を統一するときは、基準となる色を明確にすることが大切です。青一色をとっても、薄い青や濃い青、水色よりな青や紺色よりな青などたくさんの種類があります。思い思いの青を持ち寄ったら、濃淡がバラバラだったということもあります。基準の色をそろえるためにも、みんなで衣装を買いに行くことをおすすめします。

アカペラライブの衣装アカペラライブでひと際目立つ衣装を考えるための9つのヒント

参考にしたいアカペラバンド

ここでは、大学生の中で参考にしたいアカペラバンドを紹介します。プロのアカペラグループでもよいのですが、少々ハードルが高いです。まずは身近な例を参考にしながら、あなたたちの個性を考えましょう。

From'A`

From'A`は、一橋大学のアカペラサークルThe First Cryで結成されたバンドです。メンバー全員がオタクのような格好しながら、アニソンをカバーします。衣装に注目すると、各メンバーに担当の色があります。コンセプトの一貫性が十分にうかがえるバンドのひとつです。ちなみに、赤いチェックシャツを着ている人は、パラノイドというバンドでハモネプに出場していました。

ごはん

ごはんは、立教大学のアカペラサークルえどむらさきで結成されたバンドです。ハモネプでのパフォーマンスが受けて、一気に知名度が爆発しました。リードの個性に全振りかと思えば、バックのコーラスやリズム隊の安定感が半端じゃありません。強固な土台の上で自由に暴れまわるという図は、ごはんしか見られないでしょう。

背徳の薔薇

背徳の薔薇は、駒澤大学のアカペラサークル鳴声刺心(めいせいししん)で結成されたバンドです。おそらく学生バンドの中でもっとも有名なバンドではないでしょうか。彼らは2014年に開催されたJAMで審査委員特別賞を受賞したことを皮切りに、KAJaやハモネプなど有名どころのアカペライベントに出演しまくる実力派バンドです。

日本最強V系アカペラグループを謳う彼らのこだわりはけた違いです。選曲やアレンジ、衣装やMCすべてにおいてヴィジュアル系。一貫したコンセプトは非常に美しいですね。僕もJAMで彼らのアカペラを見たときは衝撃を受けました。

まとめ

ここでは、アカペラバンドの個性についてまとめました。

Point

  1. 個性を磨く
    • コンセプト
    • 曲目・アレンジ
    • MC
    • 衣装
  2. 参考にしたいアカペラバンド
    • From'A`
    • ごはん
    • 背徳の薔薇

アカペラ人口が増えた今、上手なバンドはたくさんいます。お客さんの記憶に残るためには、あなたたちの個性を表現しなければなりません。個性を磨くうえで、軸がぶれないように注意してください。なにがしたいのか伝わらなければ、ほかのバンドに埋もれます。

もしあなたたちの個性を楽譜に表現できないのであれば、僕たちがお手伝いします。もりのアカペラ楽譜やさんでは、アカペラ楽譜のオーダーメイドやアレンジのお手直しなどのサービスを提供しています。

楽譜をオーダーメイドする アレンジの手直しを依頼する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください