ベース(アカペラ)が上手な人と下手な人の決定的な3つの違い

a cappella bass difference

あなたは、ベースが上手な人と下手な人に違いがあることを知っていますか?

アカペラの土台を担うベースは、たくさんの技術が必要です。音程やリズムは当然ながら、ほかのパートが歌いやすいようにグルーヴも生み出さなければなりません。

歌い手の技術が顕著にあらわれるため、ベースが上手な人と下手な人がハッキリ分かれます。これほどまでに、アカペラの完成度に直結するパートはないでしょう。上手なアカペラを実現するためには、ベースの技量が試されます。

ここでは、ベースが上手な人と下手な人の違いを紹介します。あなたのアカペラをよりよくするためにも、ぜひ参考にしてください。

ボイスパーカッションとコミュニケーションをとる

good communication for a cappella

ベースが下手な人は、リズムをひとりで完結させます。

ベースが上手な人は、ボイスパーカッションとふたりでグルーヴを生み出します。

ベースとボイスパーカッションは、しばしばリズム隊と呼ばれます。アカペラのリズムを担う重要な役割を持つからです。体が自然と動いてしまうようなノリのよいアカペラは、彼らの協力がなくてはできません。

ベースが下手な人は、演奏を自己満足で終わらせます。気にしているのは、自分のパートだけです。ボイスパーカッションが、ライブ中にいくらコンタクトを取ろうとしても決して気がつきません。

しげ

どぅん どぅん どぅん どぅん(おれのベース、マジCOOL!!)

ベースが上手な人は、練習からボイスパーカッションと密なコミュニケーションをとります。互いにリズムをつくり出すパートであると知っているからです。一体感のある演奏には、彼らの連携が必要不可欠なのです。

ボイスパーカッションとコミュニケーションをとる、というのは、単に会話をすることではありません。ノリやすいリズムをつくり出すために、互いに話し合い、一緒に練習することが求められます。具体的には、

Point

  • リズムの感じ方
  • リズムの強弱・抑揚
  • 息継ぎのタイミング
  • アタック音の強さ
  • 曲の展開

などなど。特に重要なことはリズムの感じ方です。縦ゆれか横ゆれか、表拍か裏拍か、などひとつでもかみ合わなければ、一体感は生まれません。

しげ

演奏の個性や癖を知ると合わせやすいよ

リズムの感じ方を合わせるには、時間がかかります。ひとつのバンドを長く続けているリズム隊の人たちは、気づいていることでしょう。互いのリズム感がなんとなく伝わってくる。声に出して指摘せずとも、互いの演奏を聴くだけで伝わってくるのです。

一体感のある演奏は、一朝一夕で身につきません。互いの信頼があって、はじめて成り立つ演奏があります。「親友になれ」と言っているのではありません。信頼してリズムを任せられるような関係になってください。

自分が一番輝ける音域を熟知している

knowing a cappella bass vocal range

ベースが下手な人は、音域の低さに固執します。

ベースが上手な人は、一番得意な音域を活用します。

ベースにとって、音域の低さはひとつのステータスです。人の低音域は、生まれながらにしてほぼ決まっています。声が低いということは、それだけで才能があるのです。

ベースが下手な人は、「声が低い=ベースが上手」と勘違いします。プロアマ問わず、アカペラのベースを聴いても、低音域しか注目しない。アレンジに自分のもっとも低い音を積極的に取り入れる。

しげ

おれ、Low C出るわ
Pentatonixのベースがヤバい、Home Freeのベースがヤバい

しげ

ベースにとって、低音がすべてではありません。音の響きや声質、リズム感など、ベースとして必要とされる技術はたくさんあります。いくら低音を磨いたからと言って、上達につながるわけではないのです。

ベースが上手な人は、自分が一番輝ける音域を熟知しています。もっとも低い音は、たいてい使い物になりません。ブツブツと か細い音質のため、音かどうかも怪しいものもあります。

もり

得意な音域を教えてくれるとアレンジもやりやすいよ

人には、得意・不得意な音域があります。声が高い人にとっては、音域の高い曲が得意でしょう。ベースにとっては、その逆ですね。

では、ベースにとっての得意な音域とはなにを指すのか?

まず、声がもっとも響く音域です。低音域でも、出しやすい音と出しにくい音があります。あなたが出しやすい音は、響かせやすい音域に入っていることでしょう。個人差はあるものの、もっとも低い音から二、三音高い音が出しやすいです。あなたも、声が響く音域を探してみてください。

次は、音程を当てやすい音域です。のどや声帯は、非常に繊細です。人の音域は、その日の体調に大きく左右されます。寝不足だったり、かぜをひいたりしているときは、声を出しづらいですよね。

さすがに体調を崩しているときには歌いませんが、のどに違和感を覚えているときなどは、いつもの調子を出せません。音程が低ければ低いほど声が出しづらくなるため、音が当たらなくなります。

逆に、ちょっとやそっとでは外さない音程もあります。曲でたくさん使う音や印象に残っている音など様々です。

ベースが上手な人は、当てやすい音をひとつは持っています。まわりのパートに引っ張られても修正できる。高め、もしくは低めで歌っているパートをリードできる。アカペラのベースとして頼もしい存在ですね。

こちらも経験を積むと見えてくるものです。あなたも得意な音域を見つけると、さらに技術が磨き上がるでしょう。

一音一音を大切に歌う

singing a cappella bass

ベースが下手な人は、ノリで音程をごまかします。

ベースが上手な人は、確実に音を当ててきます。

アップテンポな曲になれば、ベースラインも激しくなります。リズムを細かく刻むものや音程の上下があるもの。曲調やアレンジによっては、ベースの高い技術が求められます。

ベースが下手な人は、細かな音程をそれっぽく歌うことでごまかします。細かく刻むほど、音の長さも短くなります。短い音がたくさん並ぶベースラインは、流れるような疾走感です。

疾走感あふれるベースラインは、音程があまくなりがちです。多少音程があってなくても、仕上がっているように聴こえます。EQなどのエフェクターで低音をブーストすると、それっぽいベースのできあがり。会場の盛り上がりも相まって、曲調やアレンジのおかげで乗り切れてしまいます。

しげ

ばるどぅん ばるどぅん(おれのベース、マジCOOL!!)

ベースが上手な人は、難易度の高いアレンジでも確実に音程を当ててきます。上手な人は、ベースの役割をきちんとわかっているのです。

正しい音程は、一音の重みが違います。ハーモニーの土台ですから、安定感が段違いです。正しい音程とずれている音程、どちらの土台が歌いやすいかは一目瞭然ですよね。リードやコーラスは、音程に気を取られずのびのびと歌えます。ボイスパーカッションは、リズムに徹底することができます。

もり

ベースが安定してるとハモりやすいよ

音程を当てるための練習は、次の3つです。

Point

  1. midiを聴きながら音程を覚える
  2. ピアノやキーボードで弾きながら一音ずつ歌う
  3. ほかのパートを流しながら歌う

1と2で音程を叩き込み、3でほかのパートにつられない練習をします。

まとめ

ここでは、アカペラのベースが上手な人と下手な人の違いを紹介しました。

  上手な人 下手な人
ボイスパーカッションとのコミュニケーションについて ボイスパーカッションとふたりでグルーヴを生み出す ひとりで完結する
音域について 自分が得意な音域を熟知している 音域の低さに固執する
歌い方について 確実に音程を当てる ノリで音程をごまかす

アカペラのベースは、ただ声が低いだけでは務まりません。声の響きやリズム感など、磨くべき技術がたくさんあります。アカペラの完成度を左右する重要なパートであるため、難易度も高くなります。

その分、やっていて楽しいパートです。ひとりだけ曲のリズムを刻み続けるのは、裏のリードとも言えます。メンバーにベースを任される、ということは大変誇らしいことです。

あなたもベースを極めるのであれば、小手先のテクニックにとらわれないで、本質を磨く練習や考え方を身につけることをおすすめします。

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