アカペラバンドクリニックから学んだ確実に上達する17の教訓(後編)

アカペラのアレンジ方法

こんにちは、Groovy grooveのしげ(@groovygroovemsc)です。前編に引き続き、後編でもバンドクリニックから学んだことを紹介します。

後編では、表現とリズム、アレンジの3点に焦点を当てて、アドバイスをまとめてます。モニターに参加してくださった方はもちろん、思うように上達せずに悩んでる方も、ぜひ参考にしてください。

記事の最後には、確実に上達するとっておきの情報もお教えしますのでお楽しみに。

アカペラの練習方法アカペラバンドクリニックから学んだ上達に不可欠な17の教訓(前編)

表現について

表現についてのアドバイスは次の3つです。

Point

  • 曲の完成形を明確にイメージする
  • すべての音に意味を持たせて歌う
  • 表現の引き出しを増やす

曲の完成形を明確にイメージする

なんの考えもなしにアカペラを演奏しては、上達が見込めません。音程とテンポは合わせられるでしょうが、その先に進めないことが多々あります。

原因はどのように歌いたいのか、曲の完成形を明確にイメージできていないことです。歌いたい曲はバンドによって様々です。同じ曲であってもアレンジが異なれば、曲の完成形も変わってきますね。

重要なことは、メンバー全員が同じゴールに向かって練習しているかです。ひとりがしっとりと歌うよう心がけても、もうひとりが淡々と歌っていては意味がありませんよね。

あなたの中で曲に対するイメージができているのであれば、きちんと共有してください。個人で完結したままだと、どうしても演奏に対するすれ違いが生まれます。

音程やテンポを詰めても一体感がない、という人は実践してみましょう。

すべての音に意味を持たせて歌う

楽譜に表現された音には、一切の無駄がありません。何気なく置かれた音符も、曲全体から見ると必要不可欠な音なのです。考えなしに音を追うだけでは、さらなる上達は見込めません。

例えば、次のような楽譜があったとしましょう。

表現の説明

なんの変哲もないアレンジ。あなたは、この楽譜をどのように歌いますか?

跳ねるように歌うのか、余韻を残すように歌うのか。それぞれの音に強弱をつけて歌うのも面白いかもしれません。

たった2小節の楽譜ですが、表現の幅は無限に広がってます。どのような歌い方が最適なのか、曲の完成形を明確に描けているのであれば、自然と見えてくるでしょう。せっかく歌うのであれば、みんなで試行錯誤しながら気持ちよく歌える表現を探しましょう。

表現の引き出しを増やす

しげ

曲の完成形は頭の中にあるんだけど、何をしたらいいかわからない

明確なイメージができたにもかかわらず、思うように演奏で表現できない。それは、表現の引き出しが少ないからです。

表現の引き出しを増やすには、プロのアカペラを聴くことが手っ取り早いです。あなたが好きなアカペラグループでもよいですし、バンドの方向性に合ったグループでもよいでしょう。

参考にするグループを見つけたら、彼らの曲をすべて聴きましょう。YouTubeなどで検索すれば、今までの楽曲をすべて把握できるはず。YouTubeにないときは、Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスを利用してください。

曲を聴くときは、どのような表現方法が細かく観察しましょう。まねできる表現があれば、あなたのバンドに取り入れてくださいね。地道な積み重ねが、表現の引き出しを増やしてくれます。

Tips

表現の幅を、さらに広げたいのであれば感性を養うとよいでしょう。最もオススメなことは、ライブに足を運ぶことです。アカペラに限らず、好きなアーティストのライブを生で見ることは、言葉では言い表せない感動があります。時間とお金に余裕があれば、ぜひともライブに参戦してください。

リズムについて

リズムについてのアドバイスは次の3つです。

Point

  • 縦をしっかり合わせる
  • リズムの基準を決める
  • リズムの取り方を統一する

縦をしっかり合わせる

出だしや音を切るタイミングは、アカペラの完成度を左右させる要素です。音程がハマっててもタイミングがバラバラであれば、一体感が生まれません。

特に音を切るタイミングがばらつくバンドが多いです。心当たりのあるバンドは、どのタイミングで音を切るか、今一度考えなおす必要があります。

しげ

具体的な練習方法ってある?

出だしと歌い終わり、これら2つの練習方法を紹介します。まず、音の出だしを合わせるには、タイミングの合わせ方を事前に決めるとよいでしょう。アイコンタクトや身振り手振りなど、タイミングを合わせる手がかりを決めます。

手がかりの基準をひとり決めると、タイミングが合わせやすいです。特に、うまく連携が取れないコーラス陣は、取り入れてみてください。

Tips

大学院時代、研究の一環で歌いだしのタイミングと身体動作の関係を調べたことがあります。結果から、体の動きが一致するほど歌いだしのタイミングが合わさることが分かりました。特に上半身はその傾向が強いです。体を動かすとリズムも感じやすいのでオススメですよ。

歌い終わりを合わせるには、音をどのくらいまで伸ばすのか事前に決める必要があります。例えば、次のような楽譜があったとしましょう。

タイミングの説明

譜面上は、ただの全音符。歌うとロングトーンになりますね。曲の流れから、全音符の直後にブレスしなければならないと仮定します。

実際の演奏では、音を切るタイミングがそろってない。

実際の演奏では、楽譜通り4拍分伸ばすことができません。このとき、切るタイミングがばらつく傾向があります。

リズムの説明

まずは機械的に音を切るタイミングをそろえてあげる。

機械的ではありますが、まずは音を切るタイミングを明確に決めましょう。切るタイミングが完璧に合えば、表現の練習に入れます。慣れないうちは繰り返し練習して、タイミングを叩き込んでください。

リズムの基準を決める

リズムが不安定になる原因は、基準が決まってないことが挙げられます。特に、お互いのパートを聴けないバンドに多いです。

たいていのバンドは、ボイスパーカッションをリズムの基準にしているはず。基準を決めたのであれば、ボイスパーカッションの演奏を聴きながら自身のパートを演奏しましょう。

このとき、ボイスパーカッションに心がけてほしいことが2つあります。

Point

  1. リズムをほかのパートに合わせるのではなく導びいてあげる
  2. ベースと息の合った演奏をする

ある程度耳が慣れてくると、ほかのパートに合わせるようにリズムを刻めます。この場合、曲の一部分を切り出して聴くと問題ありません。しかし、曲全体を考えるとテンポが速くなったり遅くなったりしていることに気付くでしょう。

ボイスパーカッションの役割は、曲のリズムを形作ることにあります。リズムを自らほかのパートに合わせるように刻んでは、役割を果たせません。バンドのメンバーがリズムの要として頼ってくれるよう、ぶれないリズム感を養ってください。

ベースと息の合った演奏をする第一歩は、暗譜することです。ベースラインを覚えれば、曲の展開を把握できます。ベースの動きに合わせて刻めば、一体感が生まれやすいです。このとき、ベースはボイスパーカッションを聴きながら演奏してくださいね。

リズムの取り方を統一する

リズム感の統一は一朝一夕で身につかない分、モノにすればかなりの武器になります。特に、リズミカルなアレンジを歌うバンドであれば、ぜひとも習得したいですね。

しげ

リズム感を合わせるには、どんな練習が必要?

まずは強引にリズム感をそろえます。方法はいたって簡単。スナップ(指パッチン)を鳴らしながら曲を歌うだけです。多少の個人差は気にしないでください。テンポがくずれる場合は、メトロノームを使いましょう。

スナップを鳴らすときは、体の動きをそろえると効果的です。円を描くように動かしているのか、前後に体を動かしているのか。お互いの動きを観察しながら、みんなで共有しましょう。

アレンジについて

アレンジについてのアドバイスは次の2つです。

Point

  • 編曲者の意図を読み取る
  • アレンジに変化をもたせる

編曲者の意図を読み取る

適当につくらない限り、すべてのアレンジには編曲者の意図があります。編曲者の意図を読み取ることは、表現の幅を増やすヒントにもなります。新しい楽譜を渡されたのであれば、どのような思いでアレンジしたのか確認しましょう。

しげ

今まで深く考えずにアレンジしてきたんだけど……

初心者のうちは、楽譜を仕上げるだけで精一杯。曲の完成形がイメージできなくても仕方ありません。

まずは、考えながらアレンジすることから始めましょう。いつまでも原曲のコード進行をコピペするようなアレンジでは進歩しませんね。あなたの個性を表現するには、理論はいったん忘れましょう。

しげ

メンバーの個性を生かすには、どんなアレンジがあるかな?
曲の雰囲気を変えるには、このコードがいいかもしれない

もり

練習と同様に、アレンジも試行錯誤の連続です。何が正解かを求めるのではなく、どのような表現をしたいかを念頭に取り組んでください。

アレンジに変化をもたせる

しげ

編曲者の意図も読み取ったし、部分練習して曲を詰めた。でも、やりたいことが表現できない……

表現の壁にぶつかってしまったときは、アレンジを見直す必要があります。特に、1番と2番で同じアレンジを繰り返す場合は、見直す価値があるでしょう。

具体的な例を示せればよいのですが、編曲者の好みに左右されるうえ、これと言った正解がありません。また、僕たちのアレンジ方法は企業秘密であるため、残念ながら公表できません。

しげ

じゃあ、どうすればいいかわかんないじゃん

せっかくなので、アレンジの幅を増やすヒントをひとつだけ。好きなアカペラグループの楽曲を耳コピしまくることです。耳コピするほど、アレンジの引き出しが蓄積されます。すると、ある時を境にアレンジの必勝法が見えてきます。

これ以上は、申し訳ありませんがこの場でお教えすることができません。いくら頑張ってもできない、どうしても今すぐアレンジに変化が欲しいという方は、下のボタンからどうぞ。

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まとめ

ここで紹介したアドバイスは次の通りです。

Point

  • 表現について
    • 曲の完成形を明確にイメージする
    • すべての音に意味を持たせて歌う
    • 表現の引き出しが増やす
  • リズムについて
    • 縦をしっかり合わせる
    • リズムの基準を決める
    • リズムの取り方を統一する
  • アレンジについて
    • 編曲者の意図を読み取る
    • アレンジに変化をもたせる

後編は、表現とリズム、アレンジについてまとめました。前編・後編合わせて17のポイントを書いてます。多少の差はあれど、バンドクリニック時に指摘したことは、ほぼすべて網羅してるはずです。各パートの細かな指摘は、実際のバンドクリニックまで取っておきましょう。

さて、お待たせしました。冒頭で述べた、確実に上達する情報をお教えします。この場では多くの目に触れてしまうため、限定公開ということで。気になる方は、下のボタンよりご覧ください。

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