初心者必見!アカペラ編曲家が教える、誰でもできる楽譜の作り方

They are used to arrange the a cappella score.

あなたは、アカペラ楽譜の作り方がわからないと悩んでいませんか?

近年、海外のアカペラグループPentatonixなどの活躍もあり、日本のアカペラ人口も確実に増えています。特に、大学のアカペラサークルの部員は、年々増加の一途をたどります。

しかし、みんながみんなアカペラ楽譜を書けるかといったら、そうではありません。とりわけ、音楽経験が少ない初心者にとっては、アレンジしたい曲があっても作り方がわからないというのが現状です。

そこで、本ページでは、アカペラ編曲家が教える誰でもできる楽譜の作り方を紹介します。この作り方を実践すれば、アレンジの初心者でもアカペラ楽譜を書くことができます。

アカペラ編曲家が教える楽譜の作り方

本ページで紹介するアカペラ楽譜の作り方は、次の5つです。

  1. アレンジしたい曲の原曲やカバーを聴く
  2. リードを打ち込む
  3. コーラスとベースをコードで打ち込む
  4. リズムをアレンジする
  5. ボイスパーカッションのために調整する

以上の作り方を実践してできたアカペラアレンジの一例がこちら。

それでは、ひとつずつ紹介します。

アレンジしたい曲の原曲やカバーを聴く

はじめに、アレンジしたい曲の原曲を聴きます。このとき、ただ聴き流すのではなく、アレンジのイメージが膨らむように集中して聴きましょう。漠然としたイメージでは、良質な楽譜はできません。あなたがその曲をアレンジしたい理由が必ずあるはずです。

  • この曲が好きだから
  • グループの雰囲気に合っているから
  • このフレーズをアカペラで表現したいから

など、アレンジしたいイメージが明確であれば、自然と曲の完成形が浮かんでくるでしょう。

原曲だけではなく、カバー曲を聴いてイメージをふくらませることも重要です。人によって音楽の感性は千差万別です。様々な感性に触れることで、新たな気づきが得られます。カバー曲からも刺激を受けて、良質なアレンジをあなたの楽譜に取り入れましょう。

リードを打ち込む

次は、実際に楽譜を書いていきます。と言っても、はじめは簡単な作業です。ここでは、リードをそのまま打ち込んでいきます。

このとき、アレンジする曲の構成に従って打ち込みましょう。例えば、原曲が1番、2番、大サビのように構成されているが、2番をカットしたいのであれば、2番のリードは打ち込みません。

コーラスとベースを打ち込む

リードの次は、コーラスとベースを打ち込みます。ここでも、まだ本格的なアレンジはしません。あなたのイメージに沿ったコード進行を打ち込みます。コード進行が浮かばない場合は、原曲のコード進行でも構いません。特にリズムを考えず、全音符で打ち込んでいきましょう。

この時点で、アレンジの原型ができあがります。ここまでは単純作業であったため、誰でも簡単にできるはずです。あなただけのアカペラ楽譜が、少しずつできあがってきましたね。

リズムをアレンジする

ここでは、アレンジの原型をあなた好みに編曲していきます。聴いてもわかる通りアレンジの原型は、ロングトーンだけの味気ない楽譜です。ここにあなたのイメージを反映すべく、リズムをアレンジします。

原曲やカバー曲を聴いたときに、いくつかリズムパターンが浮かんだはずです。それらをもとに、楽譜をアレンジします。ここでも、きれいにハマったら採用、気持ち悪く感じたら不採用と、機械的に作業しましょう。リズムパターンを無理やりねじ込んでも、心地悪いのであれば、良質な楽譜はできません。

このとき、リズムパターンが浮かばないというのであれば、聴きこみが足りません。アレンジしているフレーズを何度も聴いて、イメージをふくらませましょう。

たまに、何を勘違いしたのか、楽譜制作にかける時間をひとつのステータスのように思っている人がいます。早ければ早いほど優れている、と暗に伝えてくる人のことです。しかし、制作期間が短いほど優れた楽譜ができるわけではありません。彼らの楽譜は、決まって全音符ばかりの真っ白な楽譜です。

良質な楽譜には、多くの手間や時間がかかっています。アレンジが浮かばずに焦る気持ちもあるでしょうが、腰を据えてイメージを練ることが重要です。

ボイスパーカッション(ボイパ)のために調整する

アカペラ楽譜をつくるときに忘れてはならないことは、ボイスパーカッション(以下ボイパ)を考えて編曲することです。ここが意外と難しく、手間のかかるアレンジでしょう。編曲者みんなが、ボイパを経験しているわけではないため、イメージがわかないこともしばしばあります。そこで、すぐに使えるアレンジテクニックを2つ紹介します。

ボイスパーカッション(ボイパ)のソロを入れる

ボイパソロは、イントロあけや大サビ前のフィルインなどで効果を発揮します。このアレンジは、単にほかのパートをなくすだけなので、簡単に取り入れることができるでしょう。

しかし、簡単だからと言って多用することは避けてください。空白だらけのアレンジは、曲の流れを止めてしまう作用もあります。聴き手によっては、ボイパ頼りのアレンジと受け取られることもあるでしょう。あなたのイメージを頼りに、タイミングを見計らって取り入れましょう。

ベースのリズムを意図的に変える

ベースとボイパがリズム隊と呼ばれるように、これらは曲のリズムを決める重要なパートです。そのため、ベースとボイパは基本的に同じリズムを刻みます。ベースのリズムを意図的に変えるということは、結果としてボイパの刻み方もアレンジしていることになります。

例を挙げると、Pentatonixが好んで使う付点のリズムです。八分音符でリズムを刻んでいたところ、付点のリズムが入ることでアクセントが加わります。KevinとAviの演奏からも、ふたりで息を合わせていることがわかります。彼らのように、ベースのリズムを変えることで、リズム隊の一体感を演出できるのです。

以上のテクニックのほかに、実際にボイパを経験するのもひとつの手です。ボイパを経験することで、テクニックでは得られない感性を養えます。

まとめ

本ページで紹介したアカペラ楽譜の作り方を簡単におさらいします。

  1. アレンジしたい曲の原曲やカバーを聴く
  2. リードを打ち込む
  3. コーラスとベースをコードで打ち込む
  4. リズムをアレンジする
  5. ボイスパーカッション(ボイパ)のために調整する

以上の作り方を実践すれば、アカペラを始めたばかりの人でも、良質な楽譜を書けるでしょう。

また、様々なアカペラ楽譜を歌うことも、アレンジの引き出しを増やすことに役立ちます。色んなアレンジに積極的に挑戦して、あなたの感性を豊かにしてください。

楽譜を見る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください